平成24年度F/S支援事業 事例集
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3534F/Sの目的と実施内容及び成果等今後の見通し■F/Sの目的①投資・市場動向、投資申請手続き等の確認②店舗用不動産物件の調査③マーケット・商品に係る調査(パリ、リヨン、ストラスブール)■現地アポイント等 9日間の渡航中に、不動産会社、小売店舗、雑誌社、ジャーナリスト、アナウンサー、服飾専門学校、バイヤー、PR会社、領事館等政府関係機関を含め、28件のアポイントを得ることができました。 ■F/S実施内容と成果①中小機構の海外現地アドバイザーへのヒアリングから、店舗開設を前提とした場合の法規制、特に税務面や雇用契約に係る手続きや実状を把握でき、労働者保護の意識が強い点や、企業側(雇用主側)の負担が大きくなる点を理解できました。また、フランスの消費者意識・動向を理解でき、商品のブラッシュアップやターゲット層の更なる絞込みの必要性を認識しました。 大使館や領事館、地方自治体関連の  当社は今までは国内販売のみで事業を行ってきていますが、奈良の自社店舗では、フランス人旅行者の購入率が高いこと・関心が高いことから、海外での新規市場開拓を目指す事業計画を初めて策定しました。 今回のF/Sで、国内での事前調査で、店舗出店した場合の規制や雇用に関する諸課題を事前に把握できたことは、現地F/Sに向けて大変有効でした。 現地F/Sでは、あらゆる角度から調査を実施するために、多彩な訪問先のアポイントを取得していただきました。不動産会社・小売の実店舗・雑誌社・ジャーナリスト・アナウンサー・服飾専門学校・財団法人等も訪問したところ、フランス現地でのPRに非常に協力的であり、今後継続してPRの場を確保していきます。②不動産会社2社を訪問し、当社が出店を想定している地区の実店舗物件・空き店舗物件を計8件実地調査を実施しました。実際の人の流れや店舗の間取り・営業権代・賃貸料等を把握でき、漠然と持っていたイメージを、より具体化させることができました。実店舗運営は、多額の投資と立地場所などの入念なマーケティング実施が必要という点を理解できました。③フランスでの初めての販路開拓という点で、今回のF/Sでは、あらゆる角度からのマーケット・商品調査を実施するため、小売店舗・ジャーナリスト・アナウンサー・服飾専門学校・バイヤー、PR会社等、さまざまな業種の方々に、ファッション性や健康面でのポイントを中心にヒアリングを実施しました。 その結果、足袋スニーカーの顧客ターゲット層の更なる絞込みや、使用シーンを想定したアプローチ先・方法、商品の機能・生地・デザイン・カラー等大使館・領事館等、中小機構の情報収集力・ネットワーク力がなければ、弊社単独では到底訪問できないアポイント先ばかりでした。現地調査時にも、訪問先から紹介を受けた先への訪問アレンジの機動力や、専門家による的確かつ厳しいアドバイス等、マーケティング調査の具体的な手法を実地で把握することができ、大変感謝しています。 現地F/Sでは、パリだけではなく、地方都市のリヨンやストラスブールも訪問し、パリとの比較検討が可能になったことも、フランスでの今後の展開において大変有効でした。 訪問先からは率直かつ厳しい意見をいただくことで、フランスでの事業展開計画において、ターゲット層の絞り込みや、市場へのアプローチ方法・魅せ方、現地の消費者意識・嗜好に合わせた商品構成の改良の必要性、守秘義務契約等ドキュメントの重要性など、クリアすべき課題を、具体性をもって実感し、把握できたことが一番大きな成果だと考えています。 今回のF/Sで、共同マーケティング調査の打診を受けた専門学校や、連携の可能性のある小売店、PRの場を確保できた大使館等とも継続して交渉し、この機会を足掛かりとし、また、課題を解決しながら、フランスでの販路開拓を着実に進めていきます。の課題が浮き彫りになり、フランス市場に合わせて、商品のブラッシュアップが急務であることを認識しました。また、フランスで販売する際の適正価格帯も把握することができました。 さらに、パリだけではなく、地方都市(リヨン、ストラスブール)においても現地調査を行い、「パリ」と「パリ以外」での消費者意識・消費動向・店舗運営の具体的課題を比較検討でき、商品展開のイメージがより鮮明になりました。 フランスでのF/Sの成果は、フランス市場へのアプローチ方法・進出当初から店舗展開することの可否・商品構成・ターゲット層の更なる絞込みの必要性等、海外展開事業計画及び商品展開のブラッシュアップが急務であることを認識できたことです。現地調査前は、漠然とした仮説でしかなかった事業計画が、現地F/Sにより、課題がより鮮明になり、具体的に検証できました。その中でも、服飾専門学校との共同マーケティング調査の打診やストラスブールの和物雑貨小売店との連携の可能性、大使館・領事館でのPRの場の確保等、進出の契機を掴んだことも成果です。担当専門家から一言小川 陽子 近畿本部 海外販路開拓支援 シニアアドバイザー米原社長からはすべてのアポ先訪問後「プレゼンの改善点」「インタビューイの意図の解説」「勝負カードの切り方=突っ込んで確認すべきところ、一歩ひいて様子を伺うところ」「価格、市場、海外ビジネス全般」についてアドバイスを求められました。帰国後もそれは続いています。この炎のような米原社長の情熱がある限り、同社の海外販路は遠くない未来に必ず構築されると信じています。近 畿沖 縄

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