平成24年度F/S支援事業 事例集
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30小松電子 株式会社事業概要12F/S支援事業の流れ経営戦略海外展開計画策定資料・現地F/S及び成果海外展開の動機と狙い(F/S前) 当社はプリント基板のアッセンブリなど、ものづくりの会社としてスタートし、その経験を活かしてFA機器(自動化・省力化機器)や医療用機器の商品開発から自社販売までを行い、EMS、環境、医療、研究の幅広い分野でソリューションを提供しています。 技術面では5つの「みる技術」(見る、視る、観る、診る、看る)に注力し、保有する画像解析アルゴリズムのデバイス化など会社概要平成25年3月現在所在地 石川県小松市安宅町甲135番地 代表者 田中 義也業 種 総合電子システムメーカー 電子回路・省力化機器・環境商品・医療用機器の開発・設計・製造資本金 99百万円売上高非公開従業員数320名  URLhttp://www.komatsu-ec.co.jp/展開検討国・地域 タイ 当社は設立間もない時期から国内大手メーカーのEMS(電子機器の受託生産)やFA周辺機器の生産を主に手掛けてきました。 しかしながら、近年における顧客の海外進出加速(国内製造の空洞化)に伴い、既存ビジネス形態での仕事量が激減しており、国内事業の生き残りのために海外展開を計画(社内体制ではグローバル事業推進部を設立し担当者を配置)しました。 進出対象国をタイとしたのは、国内での顧客が既に数多く進出していたこと、またベトナムなど他の東南アジア諸国での立地も比較検討しましたが、それらの国ではインフラ面の問題などで当社製品の製造に必要となる材料が現状では集まASEANのFA機器市場を狙い、タイでの生産可能性を調査~国内の下請構造から脱却し「みる技術」による「エクセレント」カンパニーへ~により、より競争力のある魅力的な商品開発に日々取り組んでいます。 また、一般向け・家庭用機器の開発・設計・製造で培ってきた微細化技術や高密度実装技術を活用し、例えば医療分野ではベッドサイドや在宅でも使用できる小型で簡便な商品提供ができるよう地域の大学等と連携した研究開発も行っています。 2012年には当社初となる海外現地法りにくいと判断したものです。 進出を決定した以上、なるべく早い時期での現地生産開始と顧客の確保を目指すべく、営業・サービス及び工場立地のための情報収集の拠点となる海外現地法人(同国のサービス業に対する外資規制のため合弁の形態による)をコンサルティング会社の協力のもと、2012年1月に設立しました。 もっとも、当社にとっては初めての海外現地法人であり、現地で活動できる人材にも限りがあることから、現地生産計画の進捗管理にはやや不安を抱えての船出でした。 そんな折、当社の超純水製造装置の製造やテストマーケティングに関するサポー人(Komatsu Electronics(Thailand)Co.,Ltd)を設立しました。 日系企業の進出が相次いでいるASEAN地域でも日本と変わらぬサポートを実施しています。 当社では “Small But Excellent”(小さくとも、一流を目指す)を経営スローガンとし、これからも創意と工夫によりお客様の満足と信頼を高めるとともに、豊かな社会づくりに貢献して参ります。ト(新連携支援事業、販路開拓コーディネート事業)や血糖値・インスリン同時測定デバイスの開発(戦略的基盤技術高度化支援事業:サポイン事業)で度々アドバイスを受けていた中小機構が新たにF/S支援を開始すると聞き、現地生産拠点設立に関するテーマで早速応募、結果、全国多数の応募案件の中から採択いただくことができました。 その後、中小機構の専門家とは、当社の経営戦略・海外戦略や競合分析などについて、ひとつひとつ確認しながら海外事業計画書や事業価値を高める経営レポートを作り込んでいきました。 その中で例えば商流(生産者から消費者電機業界の激烈な国際競争により既存事業の国内需要が大幅に減少したことと顧客の調達本部がアセアンへシフトしたことへの対応を行う。海外現地市場に合致した最適製品とサービスの開発・供給を行い、新規顧客開拓を行う。当初は自社での生産を前提としたF/Sプランを策定。しかしながら、既存顧客の海外調達シフトの加速に伴い、生産開始時期を前倒しする必要があり、海外展開戦略を修正。   F/Sプランも修正し、委託生産に向けたF/Sプランを新たに策定。FA機器・治具・コンベア等の製造・加工メーカー、商社、エンジニアリング会社等と接触。日本仕様と海外現地で求められる仕様とは品質や形状が異なり、日本向けと海外向けで仕様を切り分けて生産する必要があることが分かった。 製造業タイ(バンコク)委託生産⇒製造拠点設立

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