平成24年度F/S支援事業 事例集
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1 我が国においては、円高、デフレ不況が長引く中、人口減少による需要減退や少子高齢化の進展等により、市場が縮小する一方で、新興国経済の発展、経済のグローバル化により、中小企業にあっても、取引先の海外現地生産への対応や、拡大する新興国市場の需要を取り込むための海外生産等の動きを加速させています。 このような状況下において、政府は平成25年1月11日付で「日本経済再生に向けた緊急経済対策」を閣議決定し、成長による富の創出として、海外投資収益の円滑な国内還流に資する環境整備等を実施する等、日本企業の海外展開を後押しすることにより、新市場の開拓と雇用創出の拡大を図ることとしています。 中小機構においても、中小企業の海外展開を円滑に支援することを目的に経済産業大臣を議長として設置された「中小企業海外展開支援会議」の主要な構成員として、中小企業の海外展開支援を期待されており、新たに「中小企業の海外展開事業計画策定に必要な実現可能性調査(F/S調査)等の支援」を行うF/S支援事業を実施しました。 これは、中小企業が海外展開を進めるにあたって行う国内での事前準備(海外展開事業計画策定やマーケット動向、流通チャネル等の把握)や海外現地での調査(現地のインフラ、原材料の調達等、国内では調べきれない項目を確認)を支援し、海外展開事業計画の見直しを行う中で、企業が海外展開の可能性を検証することを支援して行くものです。 海外現地調査を行った主要対象地域はASEANが大半を占めるものの、対象地域は、世界の各国に及びました。 本事例集では、同事業を活用された支援企業の中で、海外展開を行うに至った動機、F/Sの目的及び今後の事業展開等について、23社の事例を記載しております。本事例集が今後、海外展開を検討されている中小企業の方々にとっての一助となれば幸いでございます。 最後に、本事例集の作成にあたり、取材や資料の提供等にご協力をいただきました事例企業の経営者、関係者の皆様方に、心から感謝を申し上げます。平成25年3月独立行政法人中小企業基盤整備機構国際化支援センターはじめに

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