平成24年度F/S支援事業 事例集
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2734F/Sの目的と実施内容及び成果等今後の見通し■F/Sの目的①切削工具の再研磨ビジネスの実態調査②小径切削工具の使用状況の把握③再研磨工場の設置場所候補の視察これらを調査、把握した上で本事業の事業性を判断。■F/S実施内容①法人設立手続き、賃貸工場等に関する情報を中小機構のアドバイザーを活用し入手②コンサル会社によるインドネシアに於ける小径切削工具の市場調査③上記市場調査の結果も踏まえ、小径切 F/Sを終えて、極小径切削工具の再研磨事業の事業性は、現時点では、時期尚早という結論に至りました。但し、更に市場調査を進め、切削工具メーカーの展開等の状況も見ながら、また、顧客のニーズを見極めた上で参入したいと考えています。 幸い、顧客より専用機械設備の設計、製作の引き合いを多数入手していますの削工具ユーザーを往訪、ヒアリング(ベアリングメーカー、金型製造メーカー、自動車部品メーカー等)④切削工具製造メーカーの営業拠点でのヒアリング⑤再研磨事業所候補の視察⑥会社設立コンサルタント、人材紹介会社の訪問■F/Sの成果①切削工具の再研磨に対するニーズは存在しますが、工具使用量の多いユーザーは自社内で再研磨を行っています。で、顧客の状況を把握しやすく、最適な参入のタイミングを計るのに好都合です。 今回の調査は、事前の市場調査やユーザー企業のアポイントメント取得等で中小機構に支援を頂き、自社で行う調査に比べ大局的に市場を調査することができました。 また、ビジネスを客観的な立場から観て貰うことにより、対象となる事業だけでなく、当社が提供出来る全てのビジネスを包括的に捉えてのインドネシア進出を考えることができました。 その後、F/Sで面談した日系現地コンサルタントを通じてジャカルタ市内に事務所を確保、法人設立手続きを開始しました。タイの拠点と連携して専用機械設備の設計・製作にも対応できる体制の構築を目指しています。建設中の中小企業向けレンタル工場(日系企業管理運営)RUCO(長屋型事業用物件)外観及び内部担当専門家から一言砥板 種弘 中部本部 海外販路開拓支援 シニアアドバイザー「顧客満足」を軸足にグローバル化推進の一環としてインドネシアへ進出されるに当たり、F/Sの結果当初着目された小径切削工具の再研磨事業から、自動車部品生産専用機械設備の設計・制作・販売会社設立へ軌道修正された事例。社長自ら先行して現地を往訪される等、同社の主体的なF/Sへの取組が進出プロジェクトのスピーディな推進を実現しています。今後も状況の変化にも臨機応変に対応され、タイとインドネシアを両輪に同社の海外展開は大きく拡大して行くでしょう。②小径切削工具については、「使い捨て」が常識になっていて、再研磨して使用できることが認知されておらず、再研磨事業については、市場を作りながら進めなければならない、つまり時間がかかる事が想定されます。③再研磨の作業場用の物件については、ローカルの開発会社にRUCOと呼ばれる小型物件が数多くあり、日系の開発会社にこだわらずに探せば物件は確保できます。④一方、現地国政策上及びコストダウン上の理由から、現地調達比率の高い設備・機械の需要が急増しています。中 部

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