平成24年度F/S支援事業 事例集
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2334F/Sの目的と実施内容及び成果等今後の見通し担当専門家から一言大槻 恭久 中部本部 海外販路開拓支援 シニアアドバイザー■F/Sの目的 米国におけるダイエタリーサプリメント市場の現状、特にユニフェスの効能を鑑みた上でのダイエタリーサプリメントの市場規模及びNDIとしてユニフェスが受理される可能性に関する調査です。■現地アポイント等 今回10日間の現地調査を行い、大手受託加工企業から原料ディストリビューター、マーケティングコンサルタントやダイエタリーサプリメント関連の法規を専門とする弁護士など計12社とのミーティングを行いました。さらにラスベガスで開催された機能性食品素材の展示会を訪問し、米国でのサプリメントのトレンドや日本のサプリメントとの違いなど、出展企業より様々な情報を収集しました。また、サプリメントショップ訪問による市場調査を行い、陳列方法や表示方法、購買層の違いなどを把握することができました。■F/S実施内容と成果 今回の主な目的としては、①ダイエタ 今回の現地F/Sを通じて、米国のサプリメント市場ではWeight LossやWeight Controlとしての需要が非常に大きいことが分かりました。そういう意味では、ユニフェスの米国での市場性は十分にあると感じております。しかし新規参入を果たす上で必要な以下課題も新たに見えてきました。今後これらの対策を十分に講じ、米国市場へと参入していきます。NDIとして受理されるために必要なデータの再収集 今回の現地F/Sにて、企業や法律事務所の担当者の見解を得ました。その中で、FDA(米国食品医薬品局),FTC(米国連邦取引委員会)関連に強い弁護士とコンタクトを取れたことから、NDIとして受理されるために必要な項目についてより具体的な議論を行っていきます。まずはユニフェスの安全性試験、動物及びヒト試験データを提示し、それらを踏まえた上で具体的にどのような項目が必要かを列挙していきます。米国でのヒューマンクリニカル試験の実施 米国をターゲットとするには、米国人での臨床試験データが必要になります。その際、投与量や被験者の数、年齢層や体重米国では食品と薬品の間に「健康補助食品(サプリメント)」というカテゴリーが存在し、一大産業化しています。肥満対策は、世界的な広がりをみせており、タイムリーな事業テーマです。今回、初めての渡米を通じ、サプリ最先端の市場動向をはじめ、導入ステップを把握することができました。F/S支援事業が米国市場参入への足掛かりとなるよう、今後もフォローアップして参ります。リーサプリメントの市場規模についての調査、②ユニフェスがNDIとして受理される可能性についての調査です。 ①については、米国は「Anti-Metabolic Syndrome」としての認知度が低い一方「Weight Loss」、「Weight Control」の市場が非常に大きいことが分かりました。今回ミーティングを行った複数社の担当者も、皆「Weight Loss」は米国で求められているカテゴリーであると述べていました。実際にスーパーマーケット、ドラッグストア、サプリメント販売店にも「Weight Loss」のカテゴリーは存在していました。米国の「Weight Loss」素材としてラズベリーケトン、グリーンコーヒー豆、アフリカンマンゴが流行しており、それらの関連サプリメントが多くを占めていましたが、ユニフェスは発酵素材であり、作用メカニズムもそれらとは異なることから独自性を確保できる素材だと感じました。サプリメントショップで販売されている価格帯や取扱い製品は店舗の種類によっても異なるため、販売チャネルと合わせてうまく選択しないと他の商品に埋もれてしまう可能性があることも分かりました。 ②については、既にNDIとして受理された原料を扱っているメーカーやダイエタリーサプリメント関連の法規に特化した弁護士、現地で素材提案を行っている商社よりヒアリングすることができました。米国市場をターゲットとする以上、米国人でのクリニカル試験を行い、それらのデータの蓄積が必要であるとの見解を得ました。また安全性という観点からも、最低1報以上の研究論文冊子への投稿も必要であるとの助言を受けました。今後も引き続き現地弁護士とNDIとして受理されるために必要なデータについて、今回のF/Sでの情報を元に詰めていく予定です。その他、受託加工企業についても、原料の生産工程(培養、抽出、ろ過精製等)、充填・包装工程における加工について、対応が可能と思われる企業(製造パートナー)とミーティングを行うことができ有益でした。(BMI)など試験項目の選定を十分に検討する必要があります。素材の価格 サプリメント専門店において、高価格帯と呼ばれるプラクティショナーカテゴリーのサプリメントが50-70ドルで並んでいました。現地ディストリビューターの見解として、売価を同価格帯で設定するためには、原料価格を最低でも現在の1/3程度、最終的には1/10までに抑える必要があることが分かりました。技術的な開発を急ぐと共に価格の低減化を実現させる必要があります。マーケティング Weight Lossという市場は今米国が求めている市場であり規模も大きいが、その分他の素材の中に埋もれてしまう可能性もあります。NDIとして受理されたから売れるのではなく、受理されても売れていない素材は多々あります。重要なのはあくまで売れることです。その対策として、Weight Lossで流行の素材のヘルスクレームや効果について調査し、それらとの違いを明確にアピールすること、また場合によっては比較試験を行い、優位差のデータを収集することも必要です。さらにユニフェスの原料である植物ステロールは米国でも認知された原料ですが、ユニフェス(植物ステノン)との違いをディストリビューター、あるいは一般消費者に対して分かりやすく簡潔に理解させることも重要な課題となります。中 部

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