平成24年度F/S支援事業 事例集
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20株式会社 アドテックス事業概要12F/S支援事業の流れ経営戦略海外展開計画策定資料・現地F/S及び成果海外展開の動機と狙い(F/S前) 当社は、高精度自動制御技術で先端制御機器を開発する技術開発型企業です。そのコア技術となる自動制御技術は、独自のAdvanced PIDから各種現代制御技術に及びます。特に、中小企業白書で「全員研究者体制で世界初の技術を確立」と評されたNACS技術(日本国内特許)は、温度制御分野で大幅な温度制御精度の向上や応答性能の改善を果たしました。会社概要平成25年1月現在所在地 群馬県高崎市倉賀野町2454-1 代表者 佐藤 弘男業 種 半導体製造装置関連装置、医療機器、各種自動制御装置等の製造販売資本金 79百万円売上高非公開従業員数52名  URLhttp://www.adtex.com/index.html展開検討国・地域 台湾 当社の取引先である半導体装置メーカーの多くは、国内に存在していますが、エンドユーザーである半導体メーカーは、台湾や韓国そして中国に大幅にシフトしています。その為、将来的には、半導体装置メーカーも半導体メーカーのすぐ側に移る可能性があると感じ、当社としても早い段階で海外の足場を作りたいと思っていました。対象国については、韓国・中国・台湾を検討した結果、台湾に絞りました。なぜなら、中国で展開している半導体メーカーの多くは、台湾資本の企業であり、最終的に巨大市場である中国を攻略するには、台湾からという漠然とした考えがあったからです。台湾そして中国大陸の半導体市場を狙い、台湾での販売可能性を調査 この制御技術を生かした当社の開発分野は、①半導体用温度制御装置、②FA(Factory Automation)機器、③ME(Medical Electronics)機器の3分野。創業時の「何でも屋」で培ったノウハウがこれらの開発において大きな原動力になりました。 当社のターゲットは、「オンリーワン」か「ニッチな分野のナンバーワン」製品。例えば、工作機械の冷却に使われるスピン このような状況下の中、中小機構のF/S支援に応募し、中小機構の専門家と台湾市場の状況を踏まえ、ビジネスモデルや商品・販売計画といった経営の観点から海外事業計画書をブラッシュアップしていきました。 また、国内での準備期間の間に台湾経済部主催のセミナーへの参加や台湾経済部との繋がりが深いキーマンと接触することができ、台湾における税制面の優遇策や親日の国民性を知り、台湾への事業展開に必要な情報が徐々に蓄積されてきました。その結果、当社の台湾進出の重要成功要因は、台湾のみならず中国にも販路を持する販売会社や24時間半導体メーカーの台湾、韓国、中国への海外シフトの為、半導体装置メーカーも同様の可能性があると認識し、早い段階での海外の足場を作りたい。中国展開の半導体メーカーは台湾資本であり、台湾への進出を検討。ビジネスモデルや商品・販売計画等の経営面の観点から海外事業計画書を作成。メンテナンス会社とのパートナー契約の可能性の確認の有無 付加価値を提供する企業への転身台湾半導体メーカー及び台湾政府系機関(台湾経済部)等、25社と接触。半導体分野以外の医療分野での可能性パートナー企業の候補と台湾経済部の今後の協力体制の構築が出来た。台湾(台北・新竹)365日対応可能なメンテナンス会社とパートナー契約ができるかどうかであることが明確になりました。そして、その前提として、台湾の半導体メーカーにとって当社の高性能冷却装置に対するニーズがどの程度あるのかを把握することが必要です。今まで、当社の冷却装置は、半導体装置の一つの部品であり、当社は半導体装置メーカーのサプライヤーとしての位置づけでした。しかし、台湾に展開することで当社の高性能冷却装置を直接、半導体メーカーに提供し、半導体の生産性向上という付加価値を提供するメーカーへ転身することも海外展開の大きな目的となってきました。~サプライヤーからグローバルメーカーへの転身~ドルの温度制御装置用コントローラは、OEMながら日本のシェアナンバーワン。また、次々と開発される最先端の半導体製造装置に搭載される高精度温度制御装置、そして全く新しい分野のME機器。当社は、常に最先端のその先を見つめ、これからも新しい発想と最先端自動制御技術で、新分野を創出するブルーオーシャン戦略を展開していきます。製造業販売子会社設立

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