平成24年度F/S支援事業 事例集
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18三明機工 株式会社事業概要12F/S支援事業の流れ経営戦略海外展開計画策定資料・現地F/S及び成果海外展開の動機と狙い(F/S前) 当社は、技術開発型企業として、工場製造ライン自動化・ロボットシステム、産業用省力自動化装置など各種の自動化システム・ロボットを製造・販売しております。『機械技術』『電気技術』『ロボット技術』を駆使して製造ラインの自動化を推進する総合システム力を強みとして、国内外の様々な工場の製造現場をFA化し、当社の技術・製品を様々な分野に提供し会社概要平成24年12月現在所在地 静岡県静岡市清水区袖師町940 代表者 久保田 和雄業 種 工場製造ライン自動化システムの開発、製造、販売資本金 10百万円売上高非公開従業員数95名  URLhttp://www.sanmei-kikou.co.jp/展開検討国 中国 近年、中国では、人件費の上昇が続いており、中国に進出した日系企業や地場企業は人件費対策として、人件費削減をすすめるべく、①製造工程の見直し、②自動化設備の導入などを検討しています。しかしながら、中国の地場企業においては、自動化設備の導入があまり進展しておりません。また、中国が「世界の工場」から「世界の市場」へと質的に変化する中で、安価な人件費を求めて進出した企業の中には戦略転換を迫られているケースも見受けられます。 当社として、こうした動きに対応するた巨大市場、中国での工場合理化ロボット製造・販売の合弁会社設立可能性調査ております。 当社は、鋳造プラント材料供給装置の自動化及び工場のFA化サービスを提供する会社として創業しました。その後、自動車産業の飛躍的な拡大に歩調を合わせてダイキャストマシン周辺自動化システムの分野に進出。さらに液晶ガラスの分野へ浸透・大量生産に対応したフラットパネルディスプレイ製造ラインの自動化め、顧客のニーズを迅速に把握理解し、日本企業として質の高いサービスを提供することこそ顧客満足につながると考え、市場に近いところでいち早く工場自動化設備の現地生産を行うことを計画いたしました。 現地製造を行うに当たっては、製造委託で提携している蘇州市の同業者との間で合弁会社(当社マジョリティ)を設立。合弁パートナーの工場の一部を間借りし、合弁会社から合弁パートナー工場に製造委託することで設備投資を節約するとともに、早期の生産立ち上げができるのではないかと考えました。システムにも参入いたしました。このように、当社は、常に時代の先を読み、自社の技術を磨みながらノウハウを蓄積し、事業の多角化を進めて参りました。 液晶ガラスの次世代規格への対応など、当社の事業を取り巻く環境はこれからも猛烈なスピードで変化していくことと思われ、当社は、こうした時代の要請に応えて自社の技術開発を進めております。 また、当社は、海外への販路拡大戦略として、2011年にタイに工場を設立し、操業しております。 今般、中国市場に参入するためには、やはり同様に現地工場を設立する必要があると考えました。 こうした中で、中小機構が募集したF/S支援事業に応募し、中小機構の専門家のご支援のもとにF/Sを進めていくことにいたしました。  ただ、F/Sを進めていく中で、尖閣諸島問題に端を発した反日ムードの動きは、大変気になるところではありました。中国に進出した日系企業は近年の急激な人件費上昇対策として製造工程の見直し、自動化設備の導入を検討している。こうした動きに対応し、顧客に近い所で工場用自動化ロボットの製造を行うことで顧客ニーズの迅速な取り込みを図る。中国に合弁製造販売会社を設立する。合弁パートナーは、現在、製造委託で取引関係のある蘇州の同業者。設立場所は合弁パートナーの工場内を一部間借りする。設備投資リスクを最小にするため合弁会社から合弁パートナー工場に製造委託を実施する。中国の日系企業、台湾系企業の工場視察を行い工場自動化設備の需要があることの確認を得た。ビジネスモデルについて合弁パートナーの基本的合意を得ることができた。合弁相手先の工場一部間借り、製造委託について一部法的問題があることが分かった。製造業中国(蘇州市)合弁製造会社設立~その後の状況変化に対応して技術提携による進出に戦略変更~

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