平成24年度F/S支援事業 事例集
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1334F/Sの目的と実施内容及び成果等今後の見通し担当専門家から一言郷倉 正明 関東本部 海外販路開拓支援 シニアアドバイザー■F/Sの目的 現地進出するに当たり、何をすべきなのかの検討を行ってきました。結果、次の5項目に絞って調査を行うことといたしました。①市場での需要を明確化②現地販売代理店の開拓③進出する工業団地の選択④会社設立にかかる登記・税務関係の確認⑤人材確保の調査■F/S実施時期と現地アポイント等 7日間に亘り調査を実施し、専門家にも協力いただき、アポイントを取りました。全工程を、土日を含めフルに使い面談および視察ができました。ベトナムでは土曜日も勤務日、日曜も稼働している工場があり、アポイント調整では土日も有効に活用できました。■F/S実施内容と成果 当社より代表取締役、プロジェクト責任者、駐在予定者がF/S調査に参加しました。今後の予定は以下の通りです。■第一期(2013年)駐在員事務所を登録し、需要調査、代理店調査、工場候補地選定、人材採用調査を行う。■第二期(2014年以降)製造業・卸業出ライセンスを取得し会社を登記する。工場建設、機械据え付け、試全社一丸となり海外進出拠点をつくり、ベトナムをはじめアセアン諸国での販売を検討されています。国内工場は日本の需要家様用として引き続き稼働し、ベトナムの生産拠点よりインドネシア、タイなどアセアン諸国に販売を拡大していく戦略は、これからの日本企業の海外進出へのモデルになると思います。ベトナムで働いていた私の経験を生かし、当社を微力ながらこれからも支援させていただきます。 駐在予定者は、ベトナム南部で働きたい、との意志がありました。それを受け、社長からベトナム南部に生産拠点を作り駐在員を送り販売を実施する最終判断がなされました。また、今回のF/S調査では、専門家から様々な観点でアドバイスをもらい、当社の進むべく方向付けおよび基礎調査が確立できました。以下、現地調査の成果となります。①米国及び韓国のIT企業がベトナム南部に進出し、部品生産企業が急拡大。これらの工場で脱湿装置の需要が急成長していると実感。また、ベトナムにおいて、当社の脱湿装置の需要があることを確認。生産拠点を設立することで、アセアン諸国への販路拡大の可能性が確認できた。②当初は生産・販売という進出計画でしたが、実際に現地調査を進める上で、保守点検・修理の要望も多くあり。ついては、生産・販売の他に保守点検・修理も追加し検討していくことにした。③海外企業のベトナム進出が相次いでおり、その影響により、工場のレンタル代が年々高騰していることが判明。生産に適した場所であるか否か、また材料供給元の位置等を総合的に判断して工業団地を決める必要があり。引き続き調査を続行。④進出プロセスとして、まずは駐在員事務所を開設し、引き続き調査を続行。⑤人材確保・育成については、人材調達をどのように行い、訓練生としてどのように日本に招へいするかなど具体的なスキームを確認。運転後に生産稼働していく。ベトナム国内の販売開始する。■第三期(2015年以降)①2015年は第一次アセアン統一があり域内関税が一律5%となる。ベトナムよりインドネシア市場への輸出体制を確立していく。②インドシナ半島諸国、ベトナムと陸続きのタイ、カンボジア、ミャンマーでの市場調査を行い輸出体制を整えていく。 将来はベトナム・ホーチミンに生産拠点を設け、保守・点検サービスも含めアセアン各地に販路拡大を努めていきたいと考えています。 引き続き中小機構のアドバイスをいただきながら着実に進めていきたいと考えます。脱湿装置を現地製造し、また日本製小型製造1社も進出しています。当社の強みは大型から小型まですべての機種に対応できることです。競争企業の少ない今が進出する良い時期と判断します。■ベトナムを生産拠点として ベトナムには優れた理工系技術者がいます。また、ベトナム人は人手を要する作当社脱湿装置業を得意とし、親日的であります。現地での優秀な人材を採用して日本で教育を計ることを検討しています。ベトナム工場の稼働率を高め、生産性を上げ、生産コスト低減、品質安定化をはかり、アセアン諸国で需要が高い小型標準品の量産を行います。また、近い将来は特注する中型、大型を生産していく計画があります。関 東

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