平成24年度F/S支援事業 事例集
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10大橋機産 株式会社事業概要12F/S支援事業の流れ経営戦略海外展開計画策定資料・現地F/S及び成果海外展開の動機と狙い(F/S前)概要 当社は建設機械・自動車の部品メーカーで、足回り関係の部品(各種ピン、シャフト、ローラーなど)、エンジン・サスペンション部品などを取り扱っております。一貫生産体制を採用し、各種切削加工、高周波焼入れ、研磨加工、硬質クロームメッキ、溶接、組立、塗装までの工程を会社概要平成25年2月現在所在地 本社:埼玉県さいたま市中央区/船引工場:福島県田村市船引町 代表者 大橋 誠業 種 自動車・建設機械用ピン・シャフト、建設機械用ローラー、各種ウィンチ資本金 20百万円売上高650百万円従業員数239名 URLhttp://www.kisan.co.jp/展開検討国・地域 中国江蘇省丹陽市動機 2011年、東日本大震災の発生。そして、その後の混乱。当社工場への部品供給サプライチェーンが一時的に崩壊してしまいました。 さらに、輸出製品の国際競争力が低下する円高の進展で、当社の日本国内の一極生産方針では、リスクが急激に増大する可能性が高まりました。 一方、中国の小型建機市場は、中国各地における都市化の進展により需要拡大が見込まれ、それを受けて各小型建機メーカーが中国での現地生産を強化推進していました。たとえば、CAT社の呉江やクボタの無錫における小型建機工場の建設や、日立建機の合肥工場の現地調達率拡大などが、それらにあたります。中国都市化による小型建機市場拡大を狙い建機部品の生産拠点を設立する~グローバル企業への挑戦~すべて行えることを特色として、顧客が要求する低コスト・高品質・短納期に対応しております。また、自社製品として、電設工事・車両用の各種ウインチの自社開発・製造販売を行っております。 永年、TQC活動、TPM活動、JIT活動などの生産改革に取り組んできました。当社独自の生産方式である一個流し生 また、当社には、既存顧客から中国進出(現地生産)を個別で要求されておりました。 2012年初めには、円高がさらに進行し、材料の国内調達よりも中国材料を活用し現地生産を行う方が、コストメリットがはるかに拡大することが判明し、中国への進出について具体的に検討を開始しました。 その際、中国の上海から2時間の丹陽という街に、日系の輸送機器関係企業の進出を対象にした工業団地が設立される動きを入手。その工業団地への進出を第一候補として、生産拠点設立に関するF/S実施をしていく事にしました。狙い 今回の中国丹陽への生産拠点の設立については、下記のような狙いを持ち、検討を進めてまいりました。産を徹底し、フレキシブルな生産体制を構築しております。社長診断、自主改善、QCサークル活動の継続といった日々の改善活動で改善風土も作り上げ、さらに定着させることで、人材育成も着実に進めております。これらの活動を通じて、設備の内製、保全、改造技術が社内のコア固有技術として定着させております。①将来の人件費高騰に対応したものづくりを行い高品質・低価格を実現する。②初期投資を抑えるため、賃貸工場を利用し中国製機械を極力活用する。③中国人を主体にしたマネジメントを行う。 ●中国大橋ファミリー構築(企業文化の  伝承) ●マザー工場(船引工場)から技術支援④材料の現地調達を推進し、国内生産の原価低減にも寄与する。⑤高周波焼入れなどの固有技術を活用し、建機・トラック部品の販路拡大を目指す。日本国内一極生産のリスク回避中国都市化の進展により、拡大する小型建機市場へ進出企業の技術や文化を伝承し、効率的な経営を実施現地の安価な材料を活用し、国内生産の原価も低減市場規模から販売計画を作り、生産用の部品調達区分・製造区分・工程設計を決めビジネスモデルを構築し海外事業計画を作成事業としての投資回収の可否や期間を確認事業計画策定時の前提条件を検証市場の最新動向、調達部品や工具の市場性、工業団地のインフラ整備状況、部費や製品の最適物流ルート、現地の労務費レベル等が判明製造業中国(江蘇省)福島県船引工場建設機械部品足回りピンシャフトエンジン部品サスペンション部品生産会社設立

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