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中小機構・小規模事業者支援ガイドブックⅡ 36 4.創業計画の練り直し いろいろ対策を講じても業績が向上しない場合、創業計画の骨格部分から練り直すことも検討しなければならないケースもあります。 この原因としては、市場性がない、設定した顧客ターゲットや、キャッシュポイント(お金を稼ぐ仕組み)の誤りなどの他、事業環境の変化も考えられます。ケースバイケースで対策を練る必要がありますが、例としては以下のようなことが挙げられます。 (図表15)創業計画の練り直しに関する対策 ・取扱商品や品揃え、サービスの内容を変更する ・顧客ターゲットを変更する ・キャッシュポイントを変更する(今提供しているサービスや商品を無料化して、コンサルティングや広告料で稼ぐなど) ・コア・コンピタンス(強みの源泉)は変えずに、業態を変更若しくは付加する(Webコンサルタントが、IT業務代行やITサービスで稼ぐなど) こうした対策も取れない場合、若しくは対策を講じても業績の改善の見込みがない場合は、事業からの撤退も選択肢に入ってきます。創業者の資金力や意欲、資質などをよく把握し、致命傷とならないうちに、進退についてアドバイス、提案することも必要になってきます。 5.資金繰り 創業後、軌道に乗るまでは資金繰りはどうしても厳しくなりがちです。順調に売上が伸びても、仕入代金の支払いと売上代金の回収のタイミングのズレから、やはり資金繰りが厳しくなることはよくあります。 創業からの年数が浅いと、資金管理に慣れておらず、また「会計上の利益≠お金が手元にあること」ということも理解していない可能性があります。支援者として資金繰りの状況を絶えずチェックし、必要なアドバイスや支援を行うことはとても重要です。 創業者には、資金繰り表により資金を管理し、資金不足に陥る前に、売上増加策や経費節減策、融資などの資金調達策を講じるよう、アドバイスしていく必要があります。 また、世の中にないサービスで創業した場合などは、認知され、普及するま

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