小規模事業者支援ガイドブック4 支援者のための小規模事業者のIT利活用サポートブック 生産性向上への取組みを中心に
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Ⅴ 小規模事業者のIT利活用を促すための仕掛け作り ⼩規模事業者におけるIT利活⽤を推進していくためには、待ちの姿勢で『相談に来てくれる』ことを待っていたり、相談を促すだけではなかなか成果に結びつきません。 取組みが進まない理由・背景について【複数回答】 取組みが進まない理由・背景について【複数回答】 日本商工会議所平成28年6月29日発表「人手不足等への対応に関する調査」集計結果より 上図でも分かるように、IT利活⽤に向けた取り組みが進まない理由としては、「導⼊のための費⽤が⾼い(45.6%)」が最も⾼く、「知識が経営層・管理職層に不⾜(39.5%)」、「推進役となる社員がいない(34.5%)」といった、⼈的な要因も⾼い割合を⽰しています。 この状況において、⽀援者の役割は⼤きく、「費⽤負担軽減に向けた各種施策の紹介」や「IT利活⽤による経営強化の有効性に対する啓発」はもとより、「社内推進役に代わる相談役・併⾛⽀援役」としての活躍も期待されています。 そのために、⼩規模事業者のIT活⽤レベル(「置き換えステージ」、「効率化ステージ」、「競争⼒強化ステージ」)やIT利活⽤に対する意識レベル(IT利活⽤の「有効性を感じていない」、「有効性を感じているが、⾃⾝に置き換えてまでは考えきれない」、「導⼊したいが、不安で進まない」、「導⼊したが、もっと有効に活⽤したい」など)に合わせたアプローチが必要です。以下にその意識レベル別でのアプローチ⽅法について記載します。9 45.6 39.5 34.5 31.2 21.0 18.5 9.0 8.8 8.7 4.2 2.6 0.8 0.05.010.015.020.025.030.035.040.045.050.0導入のための費用が高い知識が経営層・管理職層に不足推進役となる社員がいない導入すべき事業・業務がない情報保護のセキュリティ面が不安現状のICT環境で十分であるICT化以外の方法に取り組む相談、提案をしてくれる先がない自社だけ導入しても意味がない新たなICT投資をする考えはないその他無回答(ICTの例)販売面:顧客情報をデータベースで管理し、顧客ニーズに応じた品揃えを実施営業係が外出先でも簡単な業務対応ができるようタブレット端末を導入在庫管理面:ペーパレス化と同時に受発注業務・倉庫受け出し業務を効率化人事労務面:シフト管理、出退勤管理、給与自動計算のシステムを一元化財務経理面:e-Taxの利用による申告手続きの効率化、経理システム導入…等2.取り組みが進まない理由・背景について【複数回答】(1.で「取り組んでいない」と回答した企業のみ集計)‣化に向けた取り組みが進まない理由としては、「導入のための費用が高い(45.6%)」が最も高い結果となった。‣また、「知識が経営層・管理職層に不足(39.5%)」、「推進役となる社員がいない(34.5%)」といった、人的な要因も高い割合を示した。n =930(%)63中小機構・小規模事業者支援ガイドブックⅣ

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