小規模事業者支援ガイドブック4 支援者のための小規模事業者のIT利活用サポートブック 生産性向上への取組みを中心に
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POINT1:情報セキュリティは現状(保有情報とその取得・利⽤・管理⽅法など)を正しく把握して、その過程におけるリスクを出来うる限り洗い出し、限られた資源の中で対応可能な『⾝の丈に合った対策』を優先順位を定めて実施していく必要があります。 POINT2:セキュリティ対策を『信頼』の源泉として、顧客満⾜度の向上を起点とした販路開拓や積極的な継続取引に繋げ、利益に貢献するものに変える!! ⼩規模事業者にとってセキュリティ対策は、⾦銭⾯で⼤きな抵抗感を持つことがあります。そのような中でセキュリティ対策を実施したのであれば、是⾮、その対策を外部の顧客や取引先に「⾒せる」、「伝える」ことで信頼を獲得していきましょう!! 例えば、識別証の携⾏を実施した場合に、携⾏していない従業員を⾒かけたら(それが例え役員であっても)「どちらにお越しですか?」と⼤きな声で声かけをしてください。また、重要書類などを運送業者に渡す際には「⼤切な書類が⼊っています。よろしくお願いします。」と⼤きな声で伝えてください。このようなことを続けることで、⾃社のセキュリティ意識が⾼まるだけでなく、たまたま訪問していた顧客や取引先に⾃社のセキュリティに対する取組みが明確に伝わり、徐々に評価してもらえることになります。 さらに、ある程度のレベルまで対策が進めば、積極的に取引先に⾃社を⾒学してもらうことで、さらに信頼度が⾼まるとともに、従業員も⾃⾝の取組みに誇りを持つことができます。 POINT3:セキュリティの仕組みは⼀度構築すればそれで完了するわけではありません。つねに「計画」、「実施」、「監査」、「改善」のプロセスを継続的に実施する必要があります。 セキュリティは規定を作ったり、研修を実施するだけでは成⽴ちません。全従業員が常に⾃ら意識して実践・改善していくことで、⾝の丈に合った真のセキュリティが構築されます。⽀援者としては、セキュリティに関しての重要性を⼗分に認識した上で、専⾨家の指導や助⾔を求めて、適切に⽀援できるように⼼がけて下さい。 是⾮、⽀援者として事業者に「べき論」ではなく、「できるところから⾝の丈に合わせて」の姿勢で⽀援して下さい。 情報セキュリティ強化への取り組み顧客満足度の向上へ恐怖心→安心感→信頼感58中小機構・小規模事業者支援ガイドブックⅣ

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