小規模事業者支援ガイドブック4 支援者のための小規模事業者のIT利活用サポートブック 生産性向上への取組みを中心に
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Ⅰ IT利活用を支援する際の全体像 1.ガイドブック作成の目的 中⼩企業⽩書2016年度版に記載されているように我が国の中⼩企業は、少⼦・⾼齢化に伴う総⼈⼝、⽣産年齢⼈⼝の減少という構造的要因による⼈⼿不⾜、親企業-下請企業といった取引形態の⼤幅な変容など、取り巻く環境は益々厳しくなっているとされています。 また、我が国の事業者数(約382.0万者)のうち85.1%(約325.2万者)を占める⼩規模事業者の実態について記載している⼩規模企業⽩書2016年版においても、⼩規模事業者は、そもそも⼈材や資⾦といった経営資源に⼤きな制約があることに加え、その商圏及び取り扱う商品・サービスが限定されており、価格競争⼒やリスク対応⼒が弱いため、構造変化の影響を受けやすく、加えて、経営者の⾼齢化や後継者不⾜等が経営の低迷や廃業に直結しているとされています。 こうした状況において、⼈⼿不⾜、取引形態の変容等の課題を克服し、売上拡⼤と費⽤削減を進め、⼩規模事業者が稼ぐ⼒を⾼めていくためには、近年発達・普及が著しいITを積極的に利活⽤していくことが重要であると考えられます。 このような取り組みを推進するためには、経営資源に限りのある中⼩・⼩規模事業者の⾃助努⼒のみに委ねるのではなく、⽇頃からそれぞれの地域の事業者と接点を多く持ち、その経営環境、実態をよく知っている商⼯会議所、商⼯会、中央会等の地域⽀援機関が⽀援機能を⼗分に発揮していくことが期待されます。 本ガイドブックは、⽀援者の皆様が、HPやSNSの利活⽤も含めて、事業者による積極的なIT利活⽤を推進・サポートするにあたり、事業者の⽬的に応じた進め⽅の基本的な内容やポイントをおさえた⼿引き書として、⽀援現場でご活⽤いただくことを⽬的として作成いたしました。 IT利活⽤相談を受けた時だけでなく、経営課題の解決や販路開拓の相談時であっても積極的にIT利活⽤することで課題の解決に繋げていくことができる可能性が⾼いことを意識して、⽀援者として様々な場⾯で活⽤いただくことを望んでいます。 1中小機構・小規模事業者支援ガイドブックⅣ

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