小規模事業者支援ガイドブック4 支援者のための小規模事業者のIT利活用サポートブック 生産性向上への取組みを中心に
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4.付加価値の向上(新規顧客獲得・情報発信強化)のためのIT利活用 ここからは、付加価値の向上策の1つとして、Webなどの活⽤について考えていきます。 多くの事業者の悩みの1つが販路開拓(新規顧客獲得)です。そのために、様々な⼿法を⽤いて、⽇々努⼒しています。 しかし、情報社会と呼ばれる現代においては、お客様も⽇々様々な情報に接する機会があり、常に取捨選択を求められており、場合によっては、チラシ等をみても検討すらしないまま削除されてしまいます。 そのような中、如何にお客様に気づいてもらい、選んでもらうのか。それも出来る限りお⾦を掛けずに実現したいところです。 また、新たにネットショップを開設し、新しい顧客を開拓してリアル店舗の売上を補おうとしたり、製造業や卸売業の⽅々が直接的にエンドユーザーに商品を販売する動きも⾒られます。 そして、ネットモール(仮想商店街)の運営⺟体の指導に従い、様々な広告を出したり、キャンペーンに参加することによって、⼀時的に売上が上がることはあっても、最終的な利益の上昇には繋がらず、場合によってはネットショップを開設・運営していることで⾚字幅を増やしてしまうケースも多く⾒られます。 これは、事業者として「⾃社の商品がネットできちんと売れる(収益が出る)ための全体を通じた仕組み」の検討が不⾜しているために起こっているように思われます。 このような中で、限られた予算を有効に活⽤するための戦略的な広報活動・営業活動が必要です。 最近、ITの利活⽤で特に⽀援機関へのご相談が多いものは、販路開拓に向けた「ホームページ(HP)のリニューアル」、「SNSなどの利活⽤」などです。 実際に、これらを⽀援するために各地で「⾒栄えの良いHPを安価に制作する助⾔や制作事業者の紹介」、「SNS使⽤⽅法のセミナーの開催」、「⼿軽にできる写真媒体の撮り⽅セミナーの開催」などが開催されています。これら⽅策⾃体は事業者にとって有益ではあるものの、各々を単独で実施してもなかなか具体的な成果に繋がっていないようです。 販路開拓のための⼤きなキーワードが、『メディアミックス』と『戦略的な広報』です。 ここで⾔う『メディアミックス』は、商品やサービスの販売促進(HPやSNSでの情報発信、チラシ配付、店頭ポスター掲⽰、プレスリリース発⾏など)を⾏う際に、異種のメディアを組み合わせることによって各メディアの弱点を補い、あるいは相乗効果『情報発信・集客・広報』って、聞いて思いつくのは・・・広告チラシ・DM自社HPブログ・SNS格安セール展示会出展42中小機構・小規模事業者支援ガイドブックⅣ

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