小規模事業者支援ガイドブック4 支援者のための小規模事業者のIT利活用サポートブック 生産性向上への取組みを中心に
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※パッケージ導⼊の⼀般的メリットと課題 パッケージソフトは、他社のベストプラクティス(最も良い⽅法、業務のやり⽅)をシステムを通じて導⼊することが可能です。歴史と導⼊実績のあるパッケージソフトは、多くの企業に導⼊される中で、常にユーザー企業のノウハウを吸収し、成⻑しているからです。 その反⾯、すべての業務、仕事のやり⽅を他社の真似をしたのでは、⾃社の競争⼒が低下し、場合によっては組織⾃体の存続が危うくなる可能性も⽣じます。従って、『企業競争⼒に関連の低い業務は、他社をまねる。⾃社のコアコンピタンスに係る部分は必ず維持する。』といった活⽤にメリハリをつけることが⼤事です。 ■クラウドサービス これまで利⽤者が⼿元のPCやサーバーに保存・導⼊していたデータやソフトウェアがネットワーク経由で利⽤できるサービス。 サービスの利⽤者は、最低限の環境(パソコンや携帯端末など、その上で動くWebブラウザ、インターネット接続環境など)を⽤意することで、どの端末からでも、さまざまなサービスを利⽤することができます。 そのメリットとしては、以下の点が挙げられます。 ・クイックスタート(初期インフラ構築スピード) ・トラブル対応(インフラ類はインフラ提供事業者が保証) ・グレードアップが容易(利⽤量に応じてスペック変更可能) ・安価で始められる(初期投資を抑えられる) ※「⽉々のクラウドサービス利⽤料」にハードウェア、システムの設置場所に対する家賃、ネットワーク敷設費⽤等がすべて含まれます。 メリットからは、クラウドは⼩規模事業者を始め、⽐較的資⾦⼒の弱い事業者にとって有効な選択肢であると⾔えます。 その反⾯、幾つかの不安要素があるのも事実です。 ・社外にデータを預けることによる漏えい・不正使⽤・滅失など ・インターネットなどへの接続ができなかった場合の業務停⽌ ・サービス提供業者⾃体の経営⽅針によるサービス提供の中⽌や変更 クラウドサービスの導⼊に当たっては、以上のメリット、不安要素を意識した上で、IT専⾨家に適宜相談しながら選定を進める必要があります。 そもそも、クラウドってなに???クラウドコンピューティング(英:cloudcomputing、または単にクラウドとも)とは、ネットワーク、特にインターネットをベースとしたコンピュータ資源の利⽤形態である。ユーザーは、コンピュータによる処理やデータの格納(まとめて計算資源という)をネットワーク経由で、サービスとして利⽤するモノ。会社のデスクから外出先からクラウドサービス35中小機構・小規模事業者支援ガイドブックⅣ

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