小規模事業者支援ガイドブック4 支援者のための小規模事業者のIT利活用サポートブック 生産性向上への取組みを中心に
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(2)情報システム(クラウド含む)選定、導入、利活用時の注意点 この段階以降は、事業者がITコーディネータなどの専⾨家やシステム開発事業者・サービス提供事業者などと連携して具体的なシステム導⼊を進めることになりますが、事業者と共に検討してきた実施計画が確実にIT利活⽤で実現されるよう、⽀援者は節⽬ごとに事業者側の⽴場に⽴って進捗を確認していくことが必要です。 情報システムの選定、導⼊、利活⽤までの⼿順は、採⽤するシステムの規模の⼤⼩や種別(オリジナル開発・パッケージ・クラウド・⾃社開発など)により異なりますが、⼀般的には以下のようになります。 ①システム機能整理(事業者・IT専門家(・支援者)) IT利活⽤を策として解決したい課題及び解決のために必要なITの機能を整理します。これらは「システム要求機能書」や「調達仕様書」、「IT戦略企画書」といった⽂書としてまとめます。 必要に応じて⽀援者も情報提供します。 巻末に掲載する「IT戦略企画書記載内容例」を参照して下さい。 ②提案・見積り依頼(IT専門家・システム開発事業者・サービス提供事業者) システムを開発したり選択したりしてくれるシステム開発事業者・サービス提供事業者などに対して、これまでにまとめた「調達・導⼊したいシステムへの要求内容」を⽂書で提供し、システム開発事業者・サービス提供事業者などから、それを満たす提案と⾒積りをもらいます。 ③提案比較・評価・選定(事業者・IT専門家(・支援者)) 提供された提案と⾒積りを検討して、最終的な依頼内容(調達する(注⽂する)システム機能あるいはパッケージやクラウドサービス)を確定させます。この際に、⽂書や説明⽤のHPからの情報だけでなく、必要に応じて、デモンストレーションを⾏ったり、システムの説明(プレゼンテーションなど)を受けたりすることで、より具体的に確認していきます。 また、客観的な評価を⾏えるように、事前に評価基準を設けて評価する場合もあります。 第三者の視点を加えるために、⽀援者も提案⽐較・評価・選定に参加することもあります。 ④詳細調整・契約(事業者・IT専門家・システム開発事業者・サービス提供事業者(・支援者)) 選定したシステムについて、最終的な要求内容を満たすための条件や期間・価格・役割分担等について詳細に確認し、⽂書化した後に正式な契約を結びます。 +契約条件設定IT戦略企画書(実行計画書)Ⅰ.IT戦略企画の概要Ⅱ.IT戦略実行計画書の概要Ⅲ.業務プロセス改革方針1.短期計画で取り扱う範囲2.IIT化実行プロジェクト(短期)範囲と新業務プロセス3.IT化実行プロジェクト範囲外の業務プロセス改革項目Ⅳ.ITサービス方針1.ITサービス範囲2.主なサービスレベルⅣ.IT環境実現方針1.IT導入方式2.IT運用形態3.移行方針Ⅳ.セキュリティ及びリスク管理方針Ⅴ.モニタリング及びコントロール方針1.IT戦略企画の評価指標・目標値のブレークダウンⅥ.IT資源調達・導入方針1.IT資源調達への制約条件2.推進体制提案書受領提案書評価実施ベンダー選定・交渉IT導入計画書(+契約書)RFP ・評価基準書システム化へ向けた具体的な取りまとめ33中小機構・小規模事業者支援ガイドブックⅣ

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