小規模事業者支援ガイドブック4 支援者のための小規模事業者のIT利活用サポートブック 生産性向上への取組みを中心に
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④課題解決策の実施計画の策定これまでに検討してきた課題解決策を、「攻め」の部分も含めて関係者⼀同が同じ認識を持ち、かつ確実に実施していくことができるように実施計画書としてまとめます。 ⼩規模事業者が最も苦⼿な⽂書化ではありますが、実施段階での進捗管理や効果確認などに⾮常に⼤事なものです。きちんと⽬に⾒える形とすることで、以降の実施過程で関わってくる可能性のある外部の第三者も含めて、関係者各々の活動がぶれることなく有効に作⽤することは、限られた資源の中で課題解決を迫られる⼩規模事業者にとっては重要なポイントとなってきます。 左図は、これまで(第Ⅲ章2(1)〜第Ⅲ章3(1)④)の検討結果を踏まえて、それらを分かりやすく取りまとめた「IT利活⽤計画書」の⼀例です。 課題解決策の背景も含めた様式にまとめておくことが⾮常に有効です。 また、出来る限り必要な経費まで盛り込んだ実現可能な計画として下さい。 この作業に際しては、中⼩機構がHPで公開している無料アプリ「経営計画つくるくん」や先に紹介した⼩規模事業者⽀援ガイドブックⅠ「⼩規模事業者の事業計画づくりサポートブック」などのツールを活⽤できます。 無料アプリ「経営計画つくるくん」 https://tsukurukun.smrj.go.jp/ ⼩規模事業者⽀援ガイドブックⅠ「⼩規模事業者の事業計画づくりサポートブック」 https://www.smrj.go.jp/tool/supporter/guidebook1/index.html#No01 次ページ以降では、選定、導⼊、利活⽤時までの注意点を専⾨家などとの役割分担を含めて記載しています。 <IT活用方法>パッケージソフト、クラウドを活用する。またExcelなどのOfficeソフトも活用する。<課題別>①自社HPネット販売②マッチングサイト、モールへの出展⇒インターネット、Webサービスの徹底活用③リピート率を高めて固定客づくり⇒「お客様カルテ」で顧客DBをつくり、有効なコミュニケーションをはかる④業務プロセスの標準化⇒スケジューリング管理、原価管理、図面管理をパッケージやASPで実現する⇒CADを活用し生産性を向上する①インターネットを徹底活用して、新規のお客様を開拓する。②お客様にリピータ、ファンになっていただくために、お客様に応じたコミュニケーションをはかる。③これまで場あたり的な仕事のやり方だったのを、ITを活用しての管理に移行していく。①自社HPネット販売②マッチングサイト、モールへの出展③リピート率を高めて固定客づくり④業務プロセスの標準化⑤ボリューム商材を企画商品に当社のIT化の現状当社の事業方針・目標成功へのポイント<1年目>-----------------------------------------------・IT戦略策定・自社HP製作、オープン(順次バージョンアップ)・マッチングサイトやモールへの出展・Webマーケティングの実施、検証・受注~製作~発送~回収&フォローの業務プロセスの手順化・「お客様カルテ」作成・ネット販売に必要なITインフラの整備<2年目>------------------------------------------------・ネット口コミの徹底活用・「お客様カルテ」を「活用して、お客様とのコミュニケーションをはかる・スケジュール管理、原価管理、図面管理のパッケージ、またはASPの選定、導入、試行(*officeテンプレート活用も視野に)・IT活用教育実施<3年目>------------------------------------------------・スケジュール管理、原価管理、図面管理のパッケージまたはASPの本番稼動・CADの選定、導入、試行事業課題と解決のポイントIT経営戦略テーマIT経営アクションプラン・PC2台(事務スペース、作業スペース)・線LANでインターネットにつながっている・ホームページはないが作れる人材はいる・図面、仕様書等はほとんど紙ベース・会計事務所が用意した会計ソフトを使っていて、売掛金管理なども行っている・Excel、Wordは使えるIT経営成熟度現在1年後2年後IT経営マインド122.5IT経営ガバナンス122.5ITサービス利活用012IT環境233IT利活⽤計画書32中小機構・小規模事業者支援ガイドブックⅣ

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