小規模事業者支援ガイドブック4 支援者のための小規模事業者のIT利活用サポートブック 生産性向上への取組みを中心に
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③課題解決策の選定と実施優先順位の検討 ここでは、これまでに導き出された課題解決策について、本当に実現できるレベルで、費⽤対効果、優先順位付けを想定し、経営者の納得を得た上で限られた資源の中で様々な投資を有益に実施できるように検討します。 解決策として「IT利活⽤による課題解決」についても積極的に、ただし、専⽤システム・オリジナルのシステム開発やパッケージソフトなどの新規の導⼊ありきにならないように、様々なIT・Webサービスとともに現状のITシステムサービスも最⼤限に利活⽤しての具体的な解決策を検討します。 ⅰ 個別の策が各々どの課題に対して有効なモノであるかを整理します。 左図は、課題と解決策の関係を図式化しています。1つの対策が複数の課題解決に繋がることもあれば、複数の対策で1つの課題が解決することもあります。 組合せによるものは、解決策群として⼀体的に検討していきます。 ⅱ 関係性を確認した解決策について、その「影響度」と「緊急度」により選択実施の優先順位をつけます。下図は、様々な解決策に優先順位をつけるために「影響度」と「緊急度」で分布させた図です。 「影響度」とは、本来の達成⽬的に対する影響度を指します。 それを実施しなければ⽬的を達成することはできないものが⼀番影響度が⼤きく、できれば実施したほうが良いものは影響度が⼩さくなります。 「緊急度」とは、その組織に対する外部からの要請(例えば、法律や取引条件などの変更など)、耐久年数やサポート・保守体制の影響などにより事業者⾃⾝の状況にかかわらず優先的に対応を迫られる度合いを指します。 優先順位は、上図にもあるように、「影響度」、「緊急度」ともに⾼いものが最優先、「影響度」が⾼く「緊急度」が中程度のものが第2優先、「影響度」が中程度で「緊急度」も中程度のものが第3優先、「影響度」が⾼く「緊急度」が低いものが第4優先となります。 ⅲ 下図は、複数の解決策を具体的な⼿段別に評価をして選定するための表です。優先順位をつけた解決策について、優先順位の⾼いものから順に具体的な⼿段を出来る限り検討していき、最終的に複数の視点から実施する(採⽤する)⼿スピーディな予約受付お客様要望の把握リピータ客の確保予約状況・適用価格などの即時確認各部門での顧客確認クレームなどからの改善項目選定/実施クレーム顧客からのFB評価制度課題(目的)-戦略実現アクション-業務の強化・追加(手段)業務の強化・追加(目的)カード会員、Web会員制度の実施定期的な優待キャンペーンの実施ここがシステム開発最優先の領域です緊急度影響度低中高小中大○優先順位1○優先順位2○優先順位3○優先順位4システム単位での超概算費用が算出されていることが望ましい※)超概算費用・・・見積もり額の精度が-50%~+100%である費用予約状況の即時確認Webマーケティング実施顧客情報の共有30中小機構・小規模事業者支援ガイドブックⅣ

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