小規模事業者支援ガイドブック4 支援者のための小規模事業者のIT利活用サポートブック 生産性向上への取組みを中心に
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ⅳ.図式化(「なぜなぜ図」)したものから根本となる問題点を検討し、特定します。 課題の根本原因を追及するためには、「Why-Why-Why」と原因を深掘りし、業務の流れやそれに⾄った経緯などを遡り、本質的な原因を探求する必要があります。 特に、従来から変化した要素に注⽬すると、課題の本質が⾒えてくる場合が多くあります。 事実情報をベースに不⾜している事柄は⼀旦仮説を設定し、三現主義に基づき、必ず確認を⾏うことを⼼がけて下さい。 図式化による整理以外にも、左図のような表を活⽤して「問題」、「原因」、「課題」に関係を整理する⽅法もあります。 また、先に「なぜなぜ図」を⽤いて図式化した後に、左図の表で表現し直すこともできます。 これらは⽀援者や事業者の得⼿不得⼿などにより使い分けて下さい。 課題の整理のポイントとして、以下が挙げられます。 ・優先順位(プライオリティー)の整理及び理由の明確化 ・課題とした要因の把握 ・⼤きな漏れが無いかの確認 ・課題の抽出内容が、いままでのプロセスと⼀致しているかどうかの確認 この段階でIT利活⽤についても意識しつつ、課題の整理を⾏います。 IT利活⽤によるメリットとして、以下のようなことが挙げられます。 <短期的なメリット>(即効性) ・正確で迅速な処理 ・企業資源の⼀元管理 ・単純ミスの排除 ・情報伝達が容易(メール等) ・ツールやデータの保存に物理的スペースが不要 <⻑期的なメリット> ・実績情報(データ)の蓄積とその再利⽤・分析 ・ノウハウなどの蓄積・共有化 方針問題原因課題対象業務適切な原価管理の実施原価管理機能が弱い不明確な原価設定(複数の手法の混在)原価設定方法の明確化(必要部分の統一化)リアルタイムで正確な把握が出来ない仕入等の記録の不徹底業務処理手順の明確化経理処理時の詳細過不足原価処理ルールに合わせた経理処理の実施新メニューの定期的な開発新メニュー開発の仕組みがない新メニュー開発が属人化されている新メニュー開発のルール作り①現状捕捉・検討済み内容の再確認②不明確・検討不足部分の検討③対象業務の確認・・・・・・・・・・・・解決策の検討範囲を明確にして、検討規模(人間系とIT系)を想定27中小機構・小規模事業者支援ガイドブックⅣ

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