小規模事業者支援ガイドブック4 支援者のための小規模事業者のIT利活用サポートブック 生産性向上への取組みを中心に
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<解決したい課題と達成(実現)⽬標の確認> 経営相談について、その明確な⽬標(達成イメージ)がなければ、課題解決策も中途半端なものになってしまいます。そうならないために、確認した事業ドメインを踏まえた上で、「強み」を維持あるいは強化させつつ、達成させる⽬標を明確にしておく必要があります。 ⽬指す⽬標を定性的なものだけでなく、定量的な⽬標値として明確にすることで、検討するレベルが定まってきます。 ・レベル(経営改⾰・経営改善・業務改善) ・対象範囲(組織・業務) ・⽬標達成時期とその⽬標値 この段階で、「効率の向上(分⺟)」の取組みに該当するのか、「付加価値の向上(分⼦)」の取組みに該当するのか、あるいはその2つの取組みを併せて検討するのかを判断していきます。 特に、この段階で確認が必要な重要な点は、『経営者のこだわりと思い』の確認です。 経営者の思いとは、何を⼤事にしていきたいか、絶対に譲れないモノ・コトは何があるかなどの本⾳です。今後、様々な観点から経営課題克服に向け対策を検討していきますが、重要なのは、経営者の「思い」であり、これに合致している対策は圧倒的に推進⼒を得ることができますが、逆にズレていると検討途中でしっくりいかず、最後の最後、実施に踏み切る段階で『待ったがかかる』ケースが多々あります。経営者が⾮常に積極的であれば、少々のリスクが⾒込まれても絶対にやってやるという決意の下で経営の⾰新に成功する可能性は⾼まりますが、逆に経営者の思いがないところでは、どんな安全策をとってもうまくいかないことにもなります。最終的に重要なのは『経営者の強い、熱き思い』です。 POINT2:現時点で検討していくための事業の中⻑期の⽬標や⽬指す姿の概要、実際に認識している経営課題などを明確にしておく。特に経営者の思いに⽿を傾け、経営者の⽴場・視点を踏まえた対応を⼼がけて下さい。 初回ヒアリングの際に、巻末に掲載する「ヒアリングシート」などを⽤いて質問していくことで漏れなく状況を確認できるとともに、会話の中で新しい気づきなどを得ることができます。 目的目標値課題-1•経営を次世代に継承する•現状売上以上で安定的利益を確保させる(メニュー自体の見直し・経費の削減など)•顧客の高齢化からの脱却•正確な原価把握の確立•利益確保8%~12%で安定•平均客単価1800円/人IT・Web活用目的・目標シート対応レベル(経営改革・経営改善・業務改善)対象範囲(全社・関連会社())部門:達成時期2020年3月頃(3年後)18中小機構・小規模事業者支援ガイドブックⅣ

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