小規模事業者支援ガイドブック4 支援者のための小規模事業者のIT利活用サポートブック 生産性向上への取組みを中心に
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2.生産性向上に向けた目的と目標を明確にする(初回ヒアリング) 多くの経営相談の場合と同様に、まずは相談内容とその達成(解決)レベル感、現在の状態の確認を⾏います。 これらの現状のヒアリングには、これまでの経緯と認識している経営課題を中⼼に、巻末で紹介しているヒアリングシートやアンケートシートなどを活⽤して、出来る限り幅広く事業者の業務の全体像を把握することに努めて下さい。 (1)事業ドメインの確認、解決したい課題と達成目標の明確化<現状の事業ドメインの確認> ⾃社が何によって成り⽴っているのか(⾃社を⽀持してくれている理由は何か)について、現在の「⾃社のお客様」はだれか、「そのお客様のニーズ」と「そのニーズに応えられている(マッチしている)提供サービスやノウハウなど」を確認します。 (現在売上を構成している)お客様は誰なのか(お客になって欲しい対象ではない)。 そのお客様の要望(ニーズ)は何なのか。 その要望に対して何を武器として応えているのか:⽀持されている⾃社の「強み」とは何か。 「強み」や顧客・商品などの確認・整理においては、中⼩機構がこれまで発⾏、HPで公開している⼩規模事業者⽀援ガイドブックⅠ「⼩規模事業者の事業計画づくりサポートブック」の『事業環境の棚卸しシート』、⼩規模事業者⽀援ガイドブックⅢ「地域資源を活⽤した売れる商品づくりサポートブック」の『コンセプトシート』『ブランディング整理シート』なども活⽤して下さい。 ⼩規模事業者⽀援ガイドブックⅠ「⼩規模事業者の事業計画づくり・サポートブック」 https://www.smrj.go.jp/tool/supporter/guidebook1/index.html#No01 ⼩規模事業者⽀援ガイドブックⅢhttps://www.smrj.go.jp/tool/supporter/guidebook1/index.html#No03 POINT1:ここでは、今後検討する業務の⾒直しやIT利活⽤において、事業⾃体が⼀般的な無難な形になってしまうことで『強み』が薄れることを避けるために、現在の事業が何によって成⽴しているのか(強み)を明確にしておきます。(事業者の⼤切にしていること・譲れないことを確認する) 地元(歩きや自転車移動範囲)の昔からの一般人(高齢化傾向)ターゲット顧客リーズナブルな価格設定国産材料と手作りの作りたて地元食材の活用定期的な新メニューの開発通いやすい立地ノウハウ家では作れない美味しい洋食を手ごろな価格で気取らずに味わいたいニーズ地域の皆様に愛されるちょっと「オシャレな洋食屋」事業価値誰のどんな要求にどうやって応えるか現状の事業ドメイン17中小機構・小規模事業者支援ガイドブックⅣ

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