平成27年度 地域中小企業応援ファンド(スタート・アップ応援型)事業化事例集
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92 有限会社団平/工藤菓子店/お菓子処たかはし/やまに農産株式会社岩手県(西和賀町)人口が減少している町を活性化させるライバル店が協力して開発したわらび餅を続けていくことも難しくなるだろうと危機感を覚えていた。人口そのものを増やすことは困難でも、外から人を呼べれば町の活性化につながり、農業も続けていけるのではないか。そう考えた髙橋氏は、平成25年8月ごろ、取引のあった西和賀町の3つの菓子店に連携事業をもちかけた。 温泉の町としても知られる西和賀町では、10年ほど前まで、休日ともなれば観光客が大勢訪れて町を潤していた。しかし、近年ではその観光客も減ってきていた。「交流人口を増やして町を活性化させよう」というやまに農産からの話は、観光客の減少を肌で感じていた菓子店側もうなずけた。以前からやまに農産製造の良質なわらび粉“西わらびねっ粉”を使っていたことで信頼感もあり、西和賀町の全菓子店が連携するということで話題性の面でのメリットも感じられ町の活性化を目指す農業者と3つのライバル菓子店が連携 岩手県の中西部にある西和賀町は、人口減少に苦しむ町のひとつだ。その西和賀町で、カシスやアスパラ、特産の“西わらび”などを生産しているやまに農産株式会社の代表取締役・高橋医久子氏は、町の人口が減り続けていけば、いずれこの地で農業左が、工藤菓子店の「わらび餅・華」、右上が、お菓子処たかはしの「西わらび餅(Premium)」、右下が、団平の「極 西わらび餅」。やまに農産の西わらびねっ粉だけを使用し、西和賀町の3つの菓子店が技術交換をしながらそれぞれ開発した。ファンド名いわて農商工連携ファンドファンド運営管理法人公益財団法人 いわて産業振興センター事業メニュー起業・新事業活動支援事業申請テーマ西和賀町の特産作物を活かす「西和賀オリジナルスイーツ」の開発と情報発信助成期間平成26年2月1日〜平成27年1月31日事業化までの道程農商工連携型地域中小企業応援ファンド(スタート・アップ応援型)■事業化事例社名やまに農産株式会社代表者代表取締役 高橋医久子所在地岩手県西和賀郡西和賀町槻沢27-116-2TEL0197-84-2705社名工藤菓子店代表者代表 工藤美代子所在地岩手県和賀郡西和賀町湯本30-82-1TEL0197-84-2606社名有限会社団平代表者代表取締役 髙橋雅樹所在地岩手県和賀郡西和賀町大沓36-26-4TEL0197-82-2398社名お菓子処たかはし代表者代表 高橋拓三所在地岩手県和賀郡西和賀町湯本30-80-2TEL0197-84-2917会 社 概 要平成25年平成26年やまに農産の呼びかけで、団平、工藤菓子店、お菓子処たかはしとの連携が決定わらび餅の里づくり協議会スタート「いわて農商工連携ファンド」に採択西わらびねっ粉を100%使用したわらび餅の販売を開始売上を計上し事業化達成

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