平成27年度 地域中小企業応援ファンド(スタート・アップ応援型)事業化事例集
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80 株式会社くまなんピーシーネット熊本県(熊本市)データ復旧事業で培った技術力を活用し高性能のデータリカバリーツールを開発cのIT企業・ACEラボラトリー社との共同開発により、HDDなど記憶媒体のデータ復旧装置「PC‐3000」シリーズをリリースした。開発の背景について、代表取締役の浦口康也氏はこう語る。「近年、パソコンやデジタル家電など大容量のデータを保存することができる製品が普及しています。それに伴って、故障や落雷、水没などによるデータの消失が大きな問題となってきました。消失したデータが“企業の重要機密”や“家族の大切な思い出”などの場合、その損失や失望は計り知れません。そこで、壊れた記録媒体からデータを復旧するデータリカバリーサービス市場が急拡大しているのです」 復旧が必要なデータが組織の重要機密などである場合、依頼者にとっては情報漏えいリスクや莫大な復旧コストなどを抱えることになる。こうしたリスクを回避するため、特に警察、政府社会的要請が強かったデータ復旧装置の開発 ハードディスク(HDD)やUSBメモリなど、故障した記憶媒体のデータ復旧事業を手がけ、その高い技術力により、大手企業や官公庁などから依頼を受ける株式会社くまなんピーシーネット。 同社では平成21年2月、国内最高水準のデータ復旧技術を生かし、ロシア「くまもと夢挑戦ファンド」の助成金を活用して開発された「PC-3000 Workbench」。ほかにも用途に応じた4製品をシリーズ化し、技術トレーニング、セミナー、カンファレンスなどを行うサービスとともに事業化した。事業化までの道程地域中小企業応援ファンド(スタート・アップ応援型)■事業化事例ファンド名くまもと夢挑戦ファンドファンド運営管理法人公益財団法人 くまもと産業支援財団事業メニュー成長分野における取組(情報サービス)申請テーマデータ復旧装置の開発および製品化、データ復旧技術研修事業助成期間平成21年4月1日~平成22年3月31日会 社 概 要社名株式会社くまなんピーシーネット事業内容データリカバリ事業、データ復旧装置開発・販売、デジタル・フォレンジックツール販売代表者代表取締役 浦口康也設立年平成14年所在地熊本県熊本市南区江越2-1-8TEL096-373-2213FAX096-373-2214URLhttps://www.kumanan-pcnet.co.jp/従業員数8人資本金1,000万円平成14年平成17年会社設立「データストレージEXPO」に出展。警察庁からデータ復旧技術の提供依頼を受ける平成21年「くまもと夢挑戦ファンド」に採択。新商品開発をスタート。翌年、記憶媒体のデータ復旧装置「PC‐3000」シリーズをリリース

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