平成27年度 地域中小企業応援ファンド(スタート・アップ応援型)事業化事例集
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70 株式会社清光堂愛媛県(今治市)愛媛の名産“みかん”を使った老舗和菓子店の挑戦を引き継ぎ、ビル氏は慣れない異国の地で必死に和菓子を学び、先代の味を受け継いだ。 当時、同店の人気商品となっていたのは「椀舟最中」。餡子に紫蘇を練り込んだ最中は地元の老若男女に愛されていた歴史と伝統のある商品。そんな中、ビル氏が和菓子の歴史や伝統を重視しながら、既成概念にとらわれず考案したのが、愛媛のみかんをまるごと入れた大福だった。 愛媛で生まれ育った益田氏からすれば、「いつでもどこでも、手に入るみかんをわざわざ大福に入れても……」との戸惑いがあった。しかし、試しに作ってみると実においしい。地元の朝市で販売すると好評だ。「新たな売上の柱となる」と確信した2人は、消費者の生の声をもとに、食べやすい小ぶりなサイズへと変更。また、餡子や牛皮との相性を考え、みかんの糖度や酸グアム帰りの夫婦が生んだ愛媛ならではの新たな和菓子 愛媛産のみかんが丸ごと入っている大福——。創業60余年の歴史をもつ老舗和菓子店である株式会社清光堂の大ヒット商品「まるごとみかん大福」を発案したのは、社長の益田智恵氏の夫であり、工場長のビル・リオングレロー氏だ。 そもそも、グアムで国家公務員(ライフセイバー)として、生活していたビル氏。そして妻として寄り添っていた益田氏。その夫妻が日本に帰ってきたのは平成14年。高齢となった益田氏の父が店を閉めると聞いたビル氏が「老舗店をなくしてはいけない」と言ったことがきっかけだ。益田氏は店色々な柑橘の生搾り果汁100%でつくられた「みかんわらび餅/一福百彩」。プルプルとしてやわらかな新食感と、さわやかな味わいで人気商品となった。ファンド名えひめ地域密着型ビジネス創出ファンドファンド運営管理法人公益財団法人 えひめ産業振興財団事業メニューえひめ中小企業応援ファンド地域密着型ビジネス創出助成事業申請テーマ「一福百彩」の商品開発と通販事業助成期間平成22年7月7日〜平成23年1月31日事業化までの道程地域中小企業応援ファンド(スタート・アップ応援型)■事業化事例社名株式会社清光堂事業内容和菓子製造・販売代表者代表取締役 益田智恵設立年昭和27年所在地愛媛県今治市東村南1-5-33TEL0898-48-0426FAX0898-55-8022URLhttp://www.ichifuku-hyakka.com/従業員数6人資本金400万円会 社 概 要平成22年「えひめ地域密着型ビジネス創出ファンド」採択デザインオフィスにロゴマークなどを発注ロータリー式充填機を導入「一福百彩」販売開始インターネット販売を開始

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