平成27年度 地域中小企業応援ファンド(スタート・アップ応援型)事業化事例集
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54 4Dセンサー株式会社和歌山県(和歌山市)インフラ基盤の危険予知に有効な「サンプリングモアレカメラ」の開発・販売次元に「時間変化」を組み入れた4次元で、物体の変位やひずみの2次元分布を高速・高精度に計測できるシステムだ。4次元計測には、「格子」が重要な役割を果たす(P.55左写真参照)。格子を描いた物体をカメラで撮影し、その物体に加重や圧力がかかると、形状に変化が生じる。形状の変化に応じて画像に「モアレ」という縞上の斑紋が生じてくる。この「モアレ」をソフトウェア上で解析することで、高精度の形状計測や変位計測をすることができる。大手企業が独自開発しているレーザーなどの一点計測に比べ、本製品の強みは、広い領域を一度に計測できること。そして、現場でしか解析できない大手企業の商品に対し、現場で撮影した写真をコンピュータ処理にかけることで、後からでも解析できることだ。 開発を手がけたのは、4Dセンサー株式会社。和歌山大学システム工学部の研究成果を事業化するべく設立されたベン和歌山大学発のベンチャーが取り組む画期的な計測技術 ビルや橋梁の形状・変形・ひずみの分布を解析することにより、インフラ基盤の危険を予知することができる装置として注目を集めている「サンプリングモアレカメラ」。危険予知以外にも、構造物の形状変化の検査、がけ崩れ検知や構造物の品質管理、文化財保護など、さまざまなシーンでの活躍が期待されている。 「サンプリングモアレカメラ」とは、3物体上の格子をカメラで撮影し、変形により生じたモアレ縞を解析することで、1画素の1/100以上の精度で変位を検出。現在は「サンプリングモアレカメラソフトウェア版 Version 2.0仕様」(カメラ、専用ノートPC他付属)として販売中。ファンド名わかやま中小企業元気ファンドファンド運営管理法人公益財団法人 わかやま産業振興財団事業メニュー「新産業育成事業B」申請テーマ小型実時間変異分布・振動分布計測モアレカメラの開発と事業化助成期間平成24年12月21日~平成25年12月20日事業化までの道程地域中小企業応援ファンド(スタート・アップ応援型)■事業化事例社名4Dセンサー株式会社事業内容形状・変形計測事業、計測コンサルティング事業代表者代表取締役社長 柾谷明大設立年平成24年所在地和歌山県和歌山市中649-3-111TEL073-454-1004FAX073-454-1004URLhttp://4d-sensor.com/従業員数6人資本金2,248万2,480円会 社 概 要平成24年平成25年和歌山大学発ベンチャー企業として、4Dセンサー株式会社を設立わかやま中小企業元気ファンドの「新産業育成事業B」に採択「サンプリングモアレカメラ」を販売

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