平成27年度 地域中小企業応援ファンド(スタート・アップ応援型)事業化事例集
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20 有限会社エスク福島県(矢吹町)自社の強みを生かした製品を開発冠動脈ステント用のCo-Cr合金チューブ(Co-Cr)合金を使って製造、製品化したのが有限会社エスクの代表取締役・高畠伸幸氏だ。直面したCo-Cr合金の問題解決に向けて助成金を活用 エスクは“細い金属のパイプ”の製造を得意とする会社で、さまざまな分野で使われる多種多様な精密細管を製造している。エスクが、冠動脈ステント用のCo-Cr合金チューブの製造を始めたきっかけは平成20年頃、東北大学の教授から「日本人の冠動脈には、1本たりとも純日本製のCo-Cr合金製ステントは入っていない」と聞いたことだった。Co-Cr合金チューブはフランス製とドイツ製が主流で、日本は完全に出遅れていたのだ。高畠氏は、国産の製品がまったくないというCo-Cr合金チューブの現状に驚き、それならば自分たちが挑戦してみようと思い立った。日本国内で初めてつくられたCo-Cr合金製ステント用細管 「ステント」は、狭心症などの治療において、血管内に留置され血流を確保するという役割をもつ、網目状の小さな金属製の筒である。多くの種類があるステントのうち、冠動脈用のステントのもととなる細管「チューブ」を、国内で初めてコバルトクロム初の国内製となる冠動脈ステント用のCo-Cr合金チューブ。外径1.6~2.0mm、肉厚0.1mmの精密細管である。ファンド名ふくしま産業応援ファンドファンド運営管理法人公益財団法人 福島県産業振興センター事業メニュー製造業集積活用型事業(技術開発等事業)申請テーマ冠動脈ステント用Co-Cr合金チューブの製造技術研究開発と量産化助成期間平成22年10月1日~平成23年9月30日事業化までの道程地域中小企業応援ファンド(スタート・アップ応援型)■事業化事例社名有限会社エスク事業内容精密細管の製造および二次加工代表者代表取締 高畠伸幸設立年平成12年所在地福島県西白河郡矢吹町一本木162-3TEL0248-41-1110FAX0248-42-5512URLhttp://www.e-s-q.jp/従業員数28人資本金1,300万円会 社 概 要平成20年平成22年平成26年平成23年冠動脈ステント用Co-Cr合金チューブの研究開発を開始「ふくしま産業応援ファンド」に採択海外メーカー2社の量産が決定事業化達成

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