平成27年度 地域中小企業応援ファンド(スタート・アップ応援型)事業化事例集
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18株式会社茜谷山形県(酒田市)二次被害を防ぐ画期的な液状化対策法山形県が生んだ「ジオダブルサンド工法」が、液状化や軟弱地盤の対策に有効な「ジオダブルサンド工法」である。 液状化現象は、地下水を含んだ砂の地盤で起こりやすい。通常は砂粒同士がスクラムを組んで強さを保っているが、大地震などの振動によって地下水の圧力が高くなると、地下水と砂、そして砂粒同士が分離してしまう。バラバラとなった砂粒が地下水に浮いたような状態となる。これが“液状化”だ。 その後、砂が沈むと地盤沈下が起こる。さらに、地下水が砂と一緒に地表から噴き上がる “噴砂”が起こると、地盤が不均一に沈む不等沈下などの深刻な二次被害を招く。「ジオダブルサンド工法」は、土木工事の現場に精通する吉宮氏の「液状化が起こったとき、水のみを逃がすことができれば、二次被害を招く噴砂を防げるのではないか」という、経験に基づく発想から開発された。東日本大震災がきっかけ噴砂による被害を防ぐ新工法 株式会社茜谷の代表取締役・茜谷聡氏と技術開発部長の吉宮邦雄氏は、平成23年3月11日の東日本大震災発生から1週間後に訪れた千葉県浦安市で、液状化現象による甚大な被害を目の当たりにした。「我々にできることはないだろうか」と模索するなかで生まれたの「ジオダブルサンド工法」の模型。液状化が起こった際、防水シートで地下水の上昇を抑え、水分のみを防水シートの下にある透水管に集めて噴砂を防ぐ。ファンド名やまがた地域産業応援基金ファンド運営管理法人公益財団法人 山形県産業技術振興機構事業メニュー新技術等育成支援事業(研究開発支援型)申請テーマシート状の材料と透水管を組み合わせた液状化対策及び地盤強化対策工法の開発助成期間平成24年8月1日~平成25年7月31日事業化までの道程地域中小企業応援ファンド(スタート・アップ応援型)■事業化事例社名株式会社茜谷事業内容建設資材の販売、建設工事業代表者代表取締役 茜谷聡設立年昭和28年所在地山形県酒田市両羽町3-1TEL0234-26-1811FAX0234-26-1815URLhttp://www.akaneya-sa.jp/従業員数17人資本金2,000万円会 社 概 要平成23年10月平成24年平成26年平成27年特許出願酒田市新製品及び新技術研究開発等助成金に採択「やまがた地域産業応援基金」に採択千葉県、茨城県、山形県の新技術に登録事業化達成経済産業省、国土交通省の新連携事業に認定特許審査出願国土交通省の新技術情報システム(NETIS)登録

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