平成27年度 地域中小企業応援ファンド(スタート・アップ応援型)事業化事例集
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14 ENEX株式会社秋田県(美郷町)豪雪地帯の農家の悩みを解消する水資源を生かした「地下水熱ヒートポンプ」下水熱ヒートポンプ」である。 菌床シイタケのハウス栽培が盛んなこの地域の農家の切実な悩みは、化石燃料を熱源とするハウス用暖房機の冬場の燃料費がかかり過ぎることだった。ENEXの代表取締役である細井友亨氏は美郷町の出身だ。家業である土木建設業の会社で空調などを担当していた細井氏は、地域の農家のこうした悩みを知った。「冬のシイタケ栽培はやめようかと思う」という悲観的な声まで聞かれるなか、「井戸が掘れるなら豊富な地下水を生かせないか」という声も細井氏のもとに集まってきた。会社は井戸の掘削を得意としていた。 調べてみると、この地域の地下水の温度は季節を問わず12~15℃程度だということがわかった。菌床シイタケなど農作物のハウス栽培の暖房に使うためには20℃程度の温度が必要だ。そこで、地下水をそのまま使うのではな地域の農家の切実な悩み解決の糸口は地下水にあり 豪雪地帯である秋田県仙北郡美郷町は地下水が豊富なことでも知られ、なかでも六郷地区に点在する湧き水は「六郷湧水群」として秋田県の地域産業資源に指定されている。この豊かな水資源を地域の農業に活用するため開発されたのが、ENEX株式会社の「地ENEX株式会社が開発した地下水熱ヒートポンプ2種。左が冷暖房機、右が冷温水機。現在はこのほかに大型機がある。ファンド名あきた企業応援ファンドファンド運営管理法人公益財団法人 あきた企業活性化センター事業メニューチャレンジ企業育成事業申請テーマ豊富な湧水群を利用したヒートポンプの開発(平成22年度)、地下水熱利用ヒートポンプ冷温水器の開発(平成23年度)助成期間平成22年12月1日~平成23年11月30日、平成23年12月1日~平成24年11月30日事業化までの道程地域中小企業応援ファンド(スタート・アップ応援型)■事業化事例社名ENEX株式会社事業内容地下水熱ヒートポンプ設備の企画及び設計、施工、販売、農産物の生産、栽培及び販売など代表者代表取締役 細井友亨 設立年平成22年所在地秋田県仙北郡美郷町六郷東根字上中村27TEL0187-84-1170FAX0187-84-1173URLhttp://enex-inc.co.jp/従業員数22人(パート含む)資本金500万円会 社 概 要平成16年頃平成18年平成24年平成23年平成22年地下水熱を利用したヒートポンプの開発を開始上記ヒートポンプの第一弾となる機種の販売を開始「あきた企業応援ファンド」助成事業の事業化を達成環境省後援「ストップ温暖化大賞」低炭素杯において審査員特別賞を受賞「あきた企業応援ファンド」助成事業に採択ENEX株式会社を設立「あきた企業応援ファンド」助成事業に採択

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