平成27年度 地域中小企業応援ファンド(スタート・アップ応援型)事業化事例集
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120 株式会社マリン大王/徳島県漁業協同組合連合会徳島県(鳴門市/徳島市)規格外の魚を原材料に魚醤を開発シリーズ化を果たし農商工連携を牽引たところ、「徳島県農商工連携ファンド」の相談会を紹介され、参加することになった。相談会では、売り物にならないタチウオを商品化することは資源の有効活用であり、また、内臓除去でエビ・カニのアレルゲンフリーを目指すことは今までにない魚醤をつくることになると評価を受け、農商工連携ファンドに申請。株式会社マリン大王は魚醤の開発に取り組むかたわら、県漁連との理想的な役割分担を確立した。 まずは、徳島県で水揚げされた規格外のタチウオを県漁連が内臓を除去し、洗浄・冷凍。その後、株式会社マリン大王が魚介エキスの製造ラインを有効活用し、粉砕・熟成。さらに米麹などの副原料を加え、3〜4ヵ月の時間をかけ魚醤を完成させる。 販売も分業し、B to Bの商品は、これまで業務用商品を手がけてきた株式会社マリン大王が担当。B to C商品の県漁連との完璧な役割分担で安心・安全のご当地魚醤 タチウオは骨が多いため、指3本分より身幅が狭い個体は練り製品として加工するか、海外へ輸出するしかない。株式会社マリン大王が徳島県漁業協同組合連合会との連携で開発したのは、こうした“規格外”のタチウオを使ったご当地魚醤だ。県漁連がトレーサビリティシステムで徹底管理したタチウオを、株式会社マリン大王が魚介エキスの製造ラインやそのノウハウを生かして加工・醸造。安心・安全の国産魚醤に作り上げた。 開発のきっかけは、エビ・カニ類の魚介エキス、及び、オキアミ塩辛の製造技術を基にした魚醤の開発を考えていたときのことだ。開発課題について徳島県工業技術センターに相談してい徳島県産タチウオに食塩や米麹、県産和三盆を加えた「太刀乃醤」は、魚料理はもちろん、肉や野菜料理にも深い旨味とコクを与えるこだわりの逸品。姉妹品として生まれた「鱧乃醤」も人気商品だ。ファンド名徳島県農商工連携ファンドファンド運営管理法人公益財団法人 とくしま産業振興機構事業メニュー新商品・技術開発支援事業(平成24年度)、販路開拓支援事業(平成25年度)申請テーマ規格外の徳島産タチウオを活用した魚醤の開発・販路開拓助成期間平成24年4月1日〜平成25年3月1日平成25年4月1日〜平成26年3月31日事業化までの道程農商工連携型地域中小企業応援ファンド(スタート・アップ応援型)■事業化事例社名株式会社マリン大王事業内容水産加工品製造、魚介エキス製造及び養魚用飼料製造代表者代表取締役 吉本隆一設立年平成16年所在地徳島県鳴門市瀬戸町明神字弐軒家33-2TEL088-686-5115FAX088-685-8712URLhttp://www.marine-daiou.co.jp/従業員数70人資本金4,500万円組織名徳島県漁業協同組合連合会事業内容漁業資材の供給、乾海苔等の共同販売、その他水産品の販売代表者代表理事 久米順二設立年昭和24年所在地徳島県徳島市東沖洲2-13TEL088-636-0500FAX088-636-0525URLhttp://www.tokushimagyoren.or.jp/会 社 概 要平成24年平成25年平成26年平成27年徳島県農商工連携ファンド「新商品・技術開発支援事業」に採択開発がスタートし、製造の技術が確立徳島県農商工連携ファンド「販路開拓支援事業」に採択展示会に出展四国経済産業局より「農商工等連携事業」に認定中四国農政局に「6次産業化総合事業化計画」を申請徳島県6次産業化ネットワーク活動交付金(6,500万円)を受け、魚醤専用工場を竣工(総工費1億4,000万円)

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