平成27年度 地域中小企業応援ファンド(スタート・アップ応援型)事業化事例集
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108 塩谷建設株式会社/白川緑化植物生産組合建設工事量の減少による危機を脱出するためコケを活用した屋上緑化事業を開拓富山県(高岡市/氷見市)空調コストを削減するという基本的な目的はもちろん、施工が簡易だという大きなメリットも有している。同社がこの新事業に着目したのは、リーマン・ショックによる建設工事の受注減少がきっかけだった。代表取締役社長の塩谷洋平氏はこう語る。「売上の落ち込みは深刻でした。そこで、将来性の見込める新規事業を模索していたところ、当時の建築部長から“屋上緑化工事だけは受注が伸び続けている”との報告を受けたんです。くわしく調べてみると、当時の屋上緑化では芝とセダム(ベンケイソウ科の多肉植物)を利用したものが約8割を占めており、コケを使用した緑化はわずか3%ぐらいのシェアでしたが、数年で倍以上に伸びていることがわかりました。そこでさっそく、コケ緑化についていろいろ調べました」将来性のある新規事業を模索する中で緑化事業に着目 耐寒・耐熱性を持ち、自重の20倍の水分が蓄えられるという“スナゴケ”。塩谷建設株式会社では、このスナゴケの特性を生かした緑化システムを開発・販売している。コケ緑化システムは、軽量で、手入れもほとんど必要としない。室内温度の変動を抑え、スナゴケは乾燥しても仮眠状態になり、水を与えれば再生するため、水分供給は雨水のみでOK。メンテナンスフリーなのが特長だファンド名とやま新事業創造基金ファンド運営管理法人公益財団法人 富山県新世紀産業機構事業メニュー農商工連携ファンド申請テーマ植物等を使用した建築物、構造物の緑化(省エネ)製品の開発・製造・販売について助成期間平成23年6月27日~平成26年3月31日社名塩谷建設株式会社事業内容土木建築工事、建設工事の設計・監理・施工、宅地建物取引業代表者代表取締役社長 塩谷洋平設立年昭和29年所在地富山県高岡市石瀬6-1TEL0766-23-2580FAX0766-23-7450URLhttp://www.shiotani.co.jp/従業員数133人資本金2億円組織名白川緑化植物生産組合事業内容緑化植物の栽培・管理、耕作放棄地対策による環境保全対策及び地域農業の推進代表者藤林久一設立年平成23年所在地富山県氷見市白川140TEL0766-78-1061FAX0766-78-1065従業員数3人事業化までの道程会 社 概 要農商工連携型地域中小企業応援ファンド(スタート・アップ応援型)■事業化事例平成21年平成23年平成25年平成27年屋上緑化の事業化に向けた検討をスタート白川緑化植物生産組合との連携により、「とやま新事業創造基金 農商工連携ファンド」に採択経済産業省「農商工等連携事業計画」に認定経済産業省「ふるさと名物応援事業補助金(低未利用資源活用等農商工等連携支援事業)」に採択

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