ビジネスミッション事業(グループ提案型)事例集
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~ミャンマーでの委託生産事業の可能性を追求する~ツナギ作業服をはじめとするユニフォームメーカーと服飾副資材メーカーで構成されるユニフォーム連合。日本でも有数の大手企業と取引を行う3社がタッグを組んで挑んだのは、近年、縫製製品の生産拠点として注目を集めるミャンマーである。今回のミッションに参加した3社の各代表に、ミャンマー訪問の成果とその後についてインタビューした。ASEANの次なる生産拠点として新天地ミャンマーでの可能性を探る ツナギ作業服やユニフォーム、またその副資材を製造販売するメーカー3社によって構成されたユニフォーム連合。代表のアサヒ産業はツナギ作業服を大手自動車メーカーへ、大川被服は大手作業服小売店へ、服飾副資材を手掛ける協同は大手学生服メーカーと、3社いずれも日本国内の大手企業と安定的に取引を行っている。 「現在ユニフォーム連合では、各社それぞれ中国やベトナムで生産を行なっています。ただ委託生産拠点の主流だった中国では生産コストや人件費の高騰が進んでいて、新たな生産拠点を検討せざるを得ないのが実情。同業他社にもASEAN諸国に生産拠点を移管する企業も増えてきました。我々もこれまでベトナムやインドネシアへ足を運んできましたが、輸送環境が悪いため、納期の課題が大きくて現実的には非常に難しい。そこで目をつけたのが、近年縫製拠点として注目されているミャンマーでした」と業界の背景と今回の事業参加への経緯を語るのは、グループ代表であるアサヒ産業の山上嘉久次氏だ。 一方、大川被服の大川克昌氏も「我々は15年ほど前に生産の主軸を中国からベトナムに移して、今は90%以上をベトナムで生産しています。とはいえ、ベトナムの工賃も高騰しつつある現状を考えると、次なる拠点を探したいという思いは同じでした」と口を揃える。 そんな折、中小機構によるビジネスミッション事業の情報を入手した協同の西川源徳氏が、兼ねてから信頼関係を築いていた山上氏と大川氏に声を掛けて、ユニフォーム連合を結成。3社ともに関心が高まっていたミャンマーにおける委託生産の可能性を探るべく事業参加への申請を行い、ミャンマーでの縫製工場視察及び市場調査が実現することとなったのである。機構現地アドバイザーの情報網で訪問先を厳選縫製工場、大使館、工業団地を訪問 「ミャンマーでの具体的な訪問先については、三者三様のニーズがありましたので、今回ご担当くださった中小機構の秋谷憲夫アドバイザーに絞り込みをお願いしました」と西川氏。新たな生産委託先の可能性を探ると同時に商談も一歩前進7ミッションの手応えを語るユニフォーム連合の面々ユニフォーム連合

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