ビジネスミッション事業(グループ提案型)事例集
6/24

商談会を開催した結果、天領酒造はシドニーのサプライヤーと、鵜舞屋とわさび屋はメルボルンのサプライヤーと商談が進み、現在輸出へ向けて調整中だという。 「訪問先企業のキーマンと直接会って話ができたことは大きかったですね。大充実のミッションとなりました。現地では、ほぼ事前計画通りにミッションを遂行しましたが、思い掛けない発見からチャンスを掴んだエピソードもあるんですよ」と堀田氏。 三輪酒造と天領酒造の両社は、メルボルンで必ずと言っていいほどスーパーマーケットの隣に出店しているチェーンの酒販売店に着目。酒販売店に置かれた梱包材からサプライヤーを特定し、英語堪能な彼らは即アポイントメントを取って期間中に商談へこぎつけたというのだ。こうした予定外の出来事も含め、全てが実質的な取り引きへつながる成果をあげ、全7日間のミッションは終了した。今後、海外のバイヤーを招いて日本で商談会を開催するチャレンジを 「私どものグループは付き合いが長いこともあって、お互い本音で話せるという強い信頼関係にあります。輸出実績豊富な内堀醸造さんから惜しみなくアドバイスをいただけたのも非常にありがたい。また研究会発足当時からお世話になっている中小機構・中部本部の大槻アドバイザーとは何でも相談できる関係です。中立的な立場の公的機関のサポートは我々中小企業にとって本当に心強いです」と今後の支援にも期待を寄せる。 「次は、我々が海外へ出向くのではなく、海外からバイヤーを招いて工場見学会や商談会をするなど、チャンスをこちらへ引き寄せる試みにもチャレンジしてみたいですね」とさらなるビジョンを語る堀田氏。新天地で大きなビジネスチャンスを掴んだ岐阜県食品輸出研究会の今後の展開にますます期待が高まる。5岐阜県食品輸出研究会 岐阜県内の優れた食品を世界市場へ輸出すべく活動する団体として、中小機構・中部本部の呼びかけにより2013年に発足。現在、企業8社により構成されている。 海外で人気の高まりを見せる日本酒やラーメンをはじめ、鮎やわさび製品といった日本独自の食文化にまつわる製品を取り扱う。世界遺産や農業遺産を有する岐阜県の豊かな自然の中で育まれる食材や、伝統的な匠の技によって生み出される食品は海外でも高い評価を得ている。 輸出経験豊富な企業を交えた研究会グループで、有益な情報交換を行いながら互いに刺激し合い信頼関係を築いているのが特徴的。これまでに、シンガポールやマレーシア、ベトナムなどアジアを中心に市場調査や展示会出展を重ね、海外の販路を拡大中。Group History岐阜県食品輸出研究会サプライヤーとの商談会場にて

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る