ビジネスミッション事業(グループ提案型)事例集
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~堺の食産品・伝統文化を食の都パリに~堺の伝統産業である刃物をはじめ、包丁や食品等の食関連分野の企業で構成される堺食産品海外セールス実行委員会。今回はフランスへの海外展開に積極的な3社によってグループを結成し、シェフの間で堺の刃物への関心が高まりつつあるパリでのミッションに挑んだ。今回参加した刃物メーカーの福井の市川善夫氏に、事業参加の経緯と手応えについて話を伺った。継続して現地へ足を運びフランス市場での販路開拓を目指す 堺食産品海外セールス実行委員会は、堺の伝統産業である刃物メーカーやキッチンダイニング分野の事業者等、計17企業・団体によって構成。地場産業の振興や海外における堺ブランドの知名度向上を目的に2011年に結成された組織である。委員会として9年目となる2019年はフランスを対象国に参加者を募り、3社でグループを結成。フランス市場での販路拡大を目指してミッションに参加した。 「弊社の海外への取り組みは2018年2月に単独でフランスの小売店を訪問したのが初めて。2018年は実行委員会単独で現地展示会『シアル・パリ2018』に参加し、今回で3回目の渡仏となります。今、刃物は国内需要が縮小傾向にありますから、海外販路開拓はずっと課題でした」とミッションを振り返るのは、グループ代表である刃物メーカー、福井で営業課長を務める市川善夫氏だ。 1回目、2回目の渡航では、キッチン用品店や金物屋など複数の小売店と商談が成立。少量ではありながらも取引に至ったという。「フランス市場への販路を拡大するには、やはり継続して現地へ足を運んで直接商談をすることが大事ですから、3年連続での渡仏を決めました」と市川氏は継続することの重要性を語った。現地のシェフ等をメインターゲットとした商談会開催と料理学校訪問を計画 「堺食産品海外セールス実行委員会は、2018年にJETROの支援を活用して『シアル・パリ2018』に出展。ジェトロから中小機構へ“実行委員会として2019年も引き続きフランス市場を狙う”という情報共有があり、ビジネスミッション事業をご紹介することとなりました」と経緯を語るのは中小機構・近畿本部の小峰潤アドバイザーである。こうして、堺市産業振興センターと実行委員会の参与会員である中小機構が連携して支援するグループミッションがスタートした。 「2018年の展示会ではフランスにおけるビジネス拡大の可能性を肌で感じました。2年目となる2019年は、高級料理店の現地シェフやバイヤーをメイン堺の食産品と伝統文化を食の都・パリのシェフにPR19福井の市川善夫氏(左)と堺市産業振興センターの山本香苗氏(右)堺食産品海外セールス実行委員会

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