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6起業、会社のおいたち─会社設立の経緯をお聞かせください当社は1979年に創業し、1982年に株式会社テクニカルサポートとして事業を始めました。当初の従業員は2名で装置や治具の設計製作を行っていました。徐々に事業領域を広げて、介護・福祉関連機器に組み込まれるシリンダーの精密ポンプ、工作機械等に挑戦して参りました。しかし、後発企業でしたし、場所、設備、人材、資金など多くの課題を抱えていましたので、その日その日を過ごすのが大変という状況でした。そこで、ニッチ分野でオンリーワン、ナンバーワンを目指さなければという考えを持つようになりました。そんな時、前職でお世話になった会社の社長から御声掛けをいただき、1990年に細江の工業団地テクノランドに進出することになりました。この時にメカトロ分野に進出しようと決めました。移転してきた時の従業員数は10名、それから3年間で30名まで増えました。中小零細では採用は非常に 難しいのですが、工業団地に移転したことで信用力が高まり採用、資金調達は上手く乗り越えることができました。事業の展開と現在─急激に人材を増やして勝算はあったのでしょうか?売上高1.6億円の時に、3億円の投資をしました。周囲からはかなり反対されましたが、自分の中では出来るという自信がありました。ただ、勝算があったのかと言われると具体的なことが見えていたわけではありません。反対に5-6名で やっていたら大きな仕事は出来ないでしょう。従業員数が3~4倍に増えたら、売上高も3~4倍に増える、取引先も増える、そう信じて取り組みました。電気・電子関連の技術者も採用し、計測・検査関連の電子部門を立ち上げました。パソコンを活用した装置を開発して販売しましたが、大手専用機メーカーはパソコンの活用は取り組んでいませんでしたので、多くの 受注を獲得することができました。計測装置・検査装置は部品点数も多く、利益率が低くなりがちですが、当社は機械設計・電子設計・電気設計から部品加工、組み付け、実装まで一貫 して社内で行うという強みを有して いるので事業としてやってくることができました。 ─順風満帆でしたか?リーマンショック後に多くの企業が設備投資を抑制したことで、当社も 大きな影響を受けました。最大で売上高75%減という危機もありましたが、品質重視、新製品開発という流れ自動検査選別装置、計測処理制御装置、光学関連機器、医療関連機器といった幅広い分野で事業を展開。 現在、EV自動車開発に必須な高速モータ試験用ベンチを開発し注目を浴びている「株式会社テクニカル サポート」代表取締役の山本純夫氏にお話をうかがいました。BI入居企業 活動報告株式会社テクニカルサポートEMoTS(Electric Motor Testing System)は、高性能化が著しい50kW以下クラスの高性能モータ(EV用主機・HV自動車用主機・電動射出成形機用・電動サーボプレス機用など)の研究開発の現場をターゲットとした高性能モータ研究開発総合試験システムです。高性能モータ試験システム製品紹介試験・製造までワン エン インキュベーション事業 平成27年度活動報告25

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