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2起業、会社のおいたち─これまでの事業展開について教えてください当社は1994年の創業で、1995年に有限会社オーパーツとしてスタートしました。社長は大手企業の建材工事部門出身でタイル施工の設計・工事を担当していました。その後、広島県で独立し、拠点を岡山県に移して工法開発等に着手 してきましたが、施工会社というのは非常に立場が弱く苦しい時代もありました。従来のタイル施工は、モルタルを綺麗に平面上に塗り、その上にタイルを敷き詰めるのですが、この 工法だと職人によるバラツキも多く、タイルが剥がれやすいという問題がありました。もちろん、タイルが剥がれれば費用は施工会社の負担になることも多いので、これを解決する ことは当社のみならず業界全体の共通課題でした。事業の展開と現在─ ストライビング工法を開発して、 中国地域ニュービジネス協会会長賞も受賞したそうですね。苦労の末にストライビング工法を開発し、2012年に日本国特許を取得しました。従来の工法との違いは、モルタルに波模様を入れることでタイルを敷き詰めた際に均質に空気が抜けるようにしたことです。現場で職人兼親方として工事に 携わってきた社長ならではのアイデアです。大手セメント メーカーと共同で専用モルタルも開発し、職人の技量に左右されないように専用工具も開発しました。結果として工期が短縮し、品質も安定させることに成功しました。この工法に 興味を持ち導入に前向きな施工会社・代理店には工法指導の上、工具のレンタルも行っています。工法開発(専用工具・ 専用モルタル開発)やビジネスモデルを 評価していただき、2012年には中国地域ニュービジネス協会会長賞を受賞することができました。─ 国内大手企業からの受注も 多いと聞きました。お陰様で多くのお客様から受注をいた だけるようになりました。首都圏を中心に、 アウトレットモール、コンビニエンスストア、 ドラッグストアなどを手掛けています。施主様にとって、工期短縮は初期費用の削減、 品質向上は維持費用の削減につながります。その考え方と効果が徐々に市場に浸透して建設施工会社として新しい工法の研究開発を実施し、タイル貼り施工における工期の短縮と品質の安定化に成功。現在では海外展開も進めるベンチャー企業の「オーパーツ株式会社」 経営管理部の川崎部長にお話を伺いました。BI入居企業 活動報告オーパーツ株式会社従来工法では職人が「コテ」を使って下地(モルタル)を長時間均す作業が必要だが、ストライバーと呼ばれる専用工具を使用することによりタイル貼りつけ作業が効率化し作業時間を大幅に減らすことが出来る工法。この工法により工期は20%短縮が実現。また 品質の安定も図られることから、施主・ゼネコン・施工業者の共通の悩みである施工後の不具合・クレーム発生率も激減する。従来工法でのクレーム発生率は約15%あるが、これが3%程度まで削減するなど、抜群の品質確保が可能。ストライビング工法製品紹介急成長中! インキュベーション事業 平成27年度活動報告17

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