令和3年度第2版 事業承継支援マニュアル
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■ 94 ■©2021 SMRJⅥ Q&A集 「後継者教育に王道なし」と言われます。後継者が自ら能動的に知識習得や実務経験に取り組むことが重要です。 経営環境が大きく変化する時代においては、経営者は変化をとらえ変化に対応することが求められるとともに、企業理念の追求も求められます。 事業承継は、先代からの理念を踏襲し事業を引き継ぐこと(守りの姿勢)と、時代の潮流を見ながら後継者固有の能力を活かした新たな挑戦(攻めの姿勢)が必要です。 内部での教育の例・後継者教育は、「いつかは引き継ぐ立場にあるとの自覚」を早いうちから意識付けをし、伸ばしていくことが重要です。・事業承継は最初から従業員の雇用維持等の課題や、先代からの理念を踏襲しながら新たな時代の潮流にも対応しなければならない等、創業よりも難しい側面があります。後継者教育は、経営革新、第二創業、新たなビジネスモデル構築などの視点をふまえ、十分な時間を掛け、さまざまな方法を駆使して取り組む必要があります。Q3 後継者に対してどのような教育を行う必要がありますか?ポイントポイントQ3後継者に対してどのような教育を行う必要がありますか?A3① 各部門をローテーションさせる各部門(営業・財務・労務等)をローテーションさせることにより、会社全般の経験と必要な知識を習得させます。経験と知識の習得② 責任ある地位に就ける役員等の責任ある地位に就けて権限を移譲し、重要な意思決定やリーダーシップを発揮する機会を与えます。経営に対する自覚が生まれる③ 現経営者による指導現経営者の指導により経営上のノウハウ、業界事情にとどまらず、経営理念を承継します。経営理念の引継ぎ教育例効 果

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