令和3年度第2版 事業承継支援マニュアル
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■ 58 ■©2021 SMRJ 「ヒアリングシート」を作成することにより、必要な情報の確認漏れを防ぐことができ、相談対応者が誰であっても事前相談時に収集しておくべき情報を一定のレベルに保つことができます。※ 第三者への情報漏洩を防止するため、相談後のヒアリングシートの管理は、十分に注意して行う必要があります。●事業承継マッチング支援申込書〈様式6〉 当書類は、事業承継マッチング支援を受け付ける際に、譲渡希望者から提出していただくものです。 支援申込書の記入欄は、「開示情報(支援を受けている者が特定されない情報)」欄と「非開示情報(支援を受けている者が特定できる情報)」欄に分けておくと、どこまでの情報が秘密保持契約の締結を得ていない承継希望者に開示されるかを譲渡希望者に理解いただく際に有効です。※1 支援申込書は、非開示情報も含まれますので、事業承継支援機関は、ヒアリングシートとともに適切に整理・保管する義務を負います。※2 開示情報の記載にあたり、譲渡希望者は自身(自社)を特定できない情報であると思い記載していても、その内容から譲渡希望者が特定できる情報が含まれている場合があります。そのため、支援者は、第三者の立場から譲渡希望者が特定出来る情報が含まれていないかを、十分に確認するようにしてください。※3 非開示情報は、事業承継支援機関と秘密保持契約を締結した承継希望者のみ開示するようにしてください。●秘密保持契約書 事業承継マッチング支援で使用する当契約書の種類は、次の2種類となります。※ いずれの契約も、契約者が秘密保持義務に違反し、秘密保持の対象となる情報を契約者の承諾なく第三者に開示・漏洩した場合には、当然に損害賠償の責めを負うことを認識していただく必要があります。①事業承継支援機関・譲渡希望者用〈様式7〉 事業承継支援機関、譲渡希望者の双方が、事業承継マッチング支援で知り得た相手側の情報の秘密を保持し、相手側の事前の承諾なしに第三者に開示・漏洩しないことを契約するためのものです。 この秘密保持契約書の締結後は、契約者双方に秘密保持の義務が生じます。 これにより、直接であれ間接であれ、入手方法を問わず、双方間でやり取りした情報については全て秘密保持の対象となります。※1 当契約書は、2通作成し原本を双方で保管してください。※2 後々のトラブル防止のため、事業承継支援機関が当契約の締結後に、譲渡希望者に情報を提供した際には、「いつ」、「誰に」、「何の情報を提供したか」を管理しておくことも重要です。また、情報を得た際も同様です。②譲渡希望者・承継希望者用〈様式8〉 譲渡希望者、承継希望者の双方が、事業承継マッチング支援で知り得た相手側の情報の秘密を保持し、相手側の事前の承諾なしに第三者に開示・漏洩しないことを契約するためのものです。Ⅳ 親族外承継(第三者) 4.事業承継マッチング支援の流れ

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