令和3年度第2版 事業承継支援マニュアル
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■ 28 ■©2021 SMRJ知的資産の棚卸し ⇒ 自社の強み、弱みを知る 現経営者と後継者が対話による「知的資産の棚卸し」に共同で取り組む過程において、「経営の承継」がなされます。⇒「会社の魅力」の磨き上げにも直結します。事業承継は文字通り「事業」の「承継」受け継ぐべきは「目に見えにくい資産」(知的資産) アンケートでは、経営者が事業を引き継ぐ際に「取引先との関係の維持」「補佐する人材の育成」等、目に見えにくい経営資源の承継に苦労されています(23ページ図表7)。 会社の強みは目に見えにくいことが多く、後継者が「経営」を承継するには、会社の強みの源泉となる知的資産(経営理念、人材、技術、ブランド、ノウハウ、顧客とのネットワーク等)を十分に把握する必要があります。 後継者は、把握した知的資産の状況に基づき、強みを活かし弱みを補うための取り組み(新たな知的資産の創造・獲得)を行い、業績の向上に結びつけることができます(知的資産経営)。 現経営者と後継者がお互いの理解を深めるためには知的資産の「見える化」が重要であり、「事業価値を高める経営レポート(※)」の枠組みに沿って一緒に考え、自社の沿革や知的資産、将来に向けた事業のあり方をまとめる取り組みが効果的です(52ページの「事業承継計画表」では「後継者教育」の欄に⇨で記載しています)。※「事業価値を高める経営レポート」(中小機構)をご参照下さい。QRコードⅠ 中小企業を取り巻く事業承継の現状と計画的な事業承継の取り組みの必要性事業承継は文字通り「事業」の「承継」受け継ぐべきは「目に見えにくい資産」(知的資産)

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