経営課題解決 成功事例集─ハンズオン支援ベストプラクティス事例集─
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 九州・中国地区を中心に家庭紙・包装資材の卸販売を展開する当社は、“西日本No.1”を目指し業容を拡大してきた。折からのリーマンショック後の流通環境激変時期を “自社変革の時”と捉え、「社員の意識を変え」「会社の仕組みを変え」「問題を解決する」取組みにチャレンジすることとした。当機構は、「社員のモチベーション向上に向けての人事評価・給与システム構築」「業務課題改善と情報化の基盤整備」「ロジスティックスセンター業務改善を通じた物流業務改革」の観点から、3期にわたるハンズオン支援で当社のチャレンジを支援した。 当社の歴史は、大正時代に筑前和紙の産地福岡県杷木町において『日野出商店』の屋号で手漉き和紙を販売したことに始まる。戦後間もない昭和26年に初代社長である日野出(イズル)氏が福岡市に『株式会社日野出和洋紙店』を設立。その後、業容拡大を続け、現在では九州全域と中国地方に11箇所の営業支店、2箇所の物流センターを擁するほか、沖縄県と島根県に2社の関係会社を有している。 現社長の日野一壽(カズヒサ)氏は3代目であるが、西日本全域を対象エリアに、“必要なものを、必要な時に、必要なだけ”提供するスタンスで、10,000アイテムを数える各種包装資材、家庭紙、店舗用品等の卸販売を行う一方、流通環境の荒波にもまれる企業・店舗の頼もしいサポーターとして、顧客の売り場に活力を与える《提案販売》や、店舗設計・業務推進ノウハウをプロデュースし“売れる売り場創り”を応援する《店舗開発支援》、ダイレクトメール事業部による《情報戦略》等を推進している。 店舗ネットワーク・情報・ロジスティックスの優位性を武器とした“メーカーと顧客の頼れる橋渡し役”に対する期待がそのまま当企業概要企業概要経営基盤強化型環境変化に適合したステップバイステップの課題対応で広域展開企業として成長基盤を確立企業は、その規模や業容拡大に合わせて“考え方”や“仕組み”、“活動方法”を変えていく必要があり、これが適切でなければ拡大は《膨張》につながってしまう。適切なタイミング・取組みが《成長》を導く。九州本部 統括プロジェクトマネージャー 松尾 靖彦企業名 日野出株式会社業 種 包装資材、家庭紙、店舗用品の卸販売所在地 福岡県福岡市博多区博多駅南6-12-30資本金 48百万円設 立 昭和26年5月売上高 20,010百万円(平成25年5月期)従業員 230人(正社員107人)日野出株式会社営業拠点環境変化に適合したステップバイステップの課題対応で広域展開企業として成長基盤を確立ロジスティックスセンター(筑紫野)

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