経営課題解決 成功事例集─ハンズオン支援ベストプラクティス事例集─
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フルオートメーションに近い生産形態を取っている大手食品会社の支援における社内生産工場の原価低減活動では、効果が思うように得られなかった。今回は、省エネに対する意義と必要性を理解し、化学プラントで培われた手法を用いた省エネ活動を行うとともに、自動車生産工場での改善の視点を用いて、自社の生産管理・生産方式の見直しによる工程改善を行った。当社プロジェクトメンバーの意欲的な取組みもあり、支援期間中にコスト削減が実現するなどの大きな成果を上げることができた。 当社は、明治40年に細谷肉店として食肉小売及び家畜の売買で創業し、昭和27年2月に細谷畜産株式会社に改組した。昭和41年にはバーティカル・インテグレーションを目指し、牧場から流通まで、一貫体制の整備に着手し、増資、佐倉市に工場と本社を移転、調理食品の製造販売を開始した。昭和59年10月に社名を株式会社ホソヤミートに変更した。その後、大阪と仙台に営業所を開設、食肉工場を成田市に全面移転し、本社工場は調理食品専用工場となり、平成15年に商号を株式会社ホソヤコーポレーションに変更した。また、平成23年8月に収益率の低い食肉問屋事業を譲渡し、現在は調理食品事業に経営資源を集中している。 当社は、「安健美楽(安全・健康・美味しい・楽しい)な食品を開発・製造し、お客様に喜んでいただくことを通して社を繁栄させ、もって、全社中の物心両面の幸福を追求する。」を使命とし、肉を主原料とした調理食品の開発・製造を行っている。 この肉を主原料としたシュウマイ・餃子・春巻・めんちかつ、中華饅頭・小籠包は、味については自他共に認めるものがあり、GMSのチルド食品棚を占領している。企業概要企業概要経営基盤強化型他業界の技術や視点を利用した省エネの実践と生産工程の改善により原価低減を実現化学プラント技術を活用した省エネ実践活動と、輸送機器製造業の生産管理・生産方式の視点を用いた改善活動により内製原価の低減を実現し、一部事業の譲渡により売上が減少しつつも、利益が向上した。関東本部 プロジェクトマネージャー 奥田 洋一郎企業名 株式会社ホソヤコーポレーション業 種 惣菜製造業所在地 千葉県佐倉市太田2056資本金 95百万円設 立 昭和27年2月売上高 4,533百万円(平成25年9月期)従業員 366人(正社員69人)株式会社ホソヤコーポレーション他業界の技術や視点を利用した省エネの実践と生産工程の改善により原価低減を実現シュウマイ製造ライン贅沢シリーズ3品(贅沢春巻、贅沢焼売、贅沢餃子)

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