経営課題解決 成功事例集─ハンズオン支援ベストプラクティス事例集─
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将来ビジョンの明確化と営業強化及び生産現場改善による収益性向上―経営基盤強化に資する複合支援―経営基盤強化型将来ビジョンの明確化と営業強化及び生産現場改善による収益性向上―経営基盤強化に資する複合支援―当社は、食品関連事業、エネルギー関連事業、環境関連事業等の卸・小売・製造を行う老舗企業。環境変化に耐えうる経営基盤の強化を目指していた。次世代経営幹部の育成も視野に入れ、ボトムアップ型で中期経営計画を策定。全社一体となった経営への転換できた。また、営業力強化を主体とした実行支援を行うとともに、収益に大きな影響を与える食品製造工場の生産性の向上を図り大幅な利益拡大を実現した。四国本部 統括プロジェクトマネージャー 山崎 純一四国物産株式会社【事例の要約】 本事例は、将来ビジョンを明確化するとともに、営業力を強化し、同時に生産現場の収益性改善に資する複合支援事例である。 当社は、多様な事業部門を持ち地域に密着して高い業績を確保してきた老舗企業である。複数の異なる事業部門は、好不況を緩和できる強みもあるが、部門任せとなって全社的な一体感や部門間のシナジー効果などが発揮しにくい欠点もある。近年の激しい環境変化に対応し利益を確保するために、将来のビジョン等の明確化と実践を強化し、業績確保の基盤を確立するとともに、赤字であった食品生産工場の収益改善を図り安定的に利益を確保できる体制づくりに成功した。企業名 四国物産株式会社業 種 卸、小売業及びハム・ソーセージ製造販売本社所在地 香川県観音寺市昭和町二丁目4番5号資本金 56百万円創 立 大正7年5月19日売上高 7,949百万円(平成28年3月期)従業員 172人 当社は、大正時代に肥料・砂糖の製造販売を業として創立以来、ハム・ソーセージ、加工食品の製造販売などの食品関連事業、石油製品並びにLPガスの販売などのエネルギー関連事業、肥料、農業用資材の販売などの環境関連事業の三位一体型経営を行ってきた。時代が進むに従い、各部門の好不調はあったものの、事業の多角化が功を奏し、安定した経営を続け、地域において存在感のある企業となっている。 近年の食品やエネルギーなど環境を取り巻く変化は、当社の柱である食品関連事業、エネルギー関連事業等に大きな影響を与えている。当社では、食品関連事業が全社売上げの40%弱を占めているが、材料等の高騰分を価格に転嫁できず、粗利益率が最も低く、更に低下する傾向が見られ企業概要本社自社ブランドハム

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