経営課題解決 成功事例集─ハンズオン支援ベストプラクティス事例集─
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株式会社大矢根利器製作所③ 可動刃熱処理の改善により、歪み取り作業時間を短縮し、年間約7百万円のコストダウン、主要製品の材料発注ルールの見直しと在庫の削減で年間約7百万円のコストダウン、主要製品の工程間仕掛品在庫金額が3百万円のコストダウンが実現できた。④ 熱処理工程改善で約1,000万円のコストダウンが実現できた。⑤ 開発した紙粉機を2機販売し、支援終了年度決算の過去最高売上、最高経常利益の確保に貢献した。⑥ 主要製品について半期ごとに平準化生産計画を作成し運用するルールを決定した。 2期の支援を通じて、プロジェクトメンバーの積極的な取組みによって新商品の試作が完成し、デモンストレーションまで実施するとともに、製造現場の効率化によってコストダウンも実現できた。 こうして、これから次の時代に向けて飛躍するための経営機能が強化され、新たな体制づくりが実現できた。今後の課題 今後は、新商品の販路拡大を図るとともに、開発プロセス・ノウハウを活用した研究開発を進め、新商品の開発や技術を応用した新たな商品展開、既存取引先への提案などに活かしていただくことを期待したい。製造については、導入した仕組みやノウハウを実践し、創意工夫して自社のものにする定着化を進めなければならない。また、新商品の開発体制や現場改善の実施体制を検討し、グローバルな視点に立った将来のビジョンを明確にするとともに、全社的な組織体制を再構築することが課題である。経営者のことば 今回の支援を通して、新商品である紙粉機ができ、新たな事業分野に進出する基盤ができた。現場の社員も成長したと思う。今後は、現状商品の品質向上と販路開拓を図ると共に、一般家庭向け商品への展開など新たな商品開発も行っていきたい。今後は、一人一人が経営者意識をもって仕事に取組むことを期待したい。中小機構の支援に感謝している。今後も引き続き支援をお願いしたい。代表取締役 大矢根裕一社長

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