経営課題解決 成功事例集─ハンズオン支援ベストプラクティス事例集─
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象国の文化・生活習慣を熟知した対象国の人材が必要だと感じていた。従って、日本人主導による体制には限界があると考え、外国人スタッフを営業部門、技術部門に採用し、ワーカーとしての外国人スタッフではなく、対象国の現地で判断できる外国人スタッフの活用を検討してきた。その先駆けとして、日本の大学院生であるバングラデッシュ人を採用、技術部に配属した。今後、さらに職種、人員を増やし十数名の外国人スタッフを核に海外展開していく戦略である。バングラデッシュ人採用の折、宗教、政治、文化、食生活など、人事管理をはじめとするあらゆる局面に配慮した社内規程を整備する必要性を感じた。(プロジェクト推進体制) 総務(人事)部門が中心。(支援内容) 海外取引の経験を有し、かつ、人事労務の実務経験、アドバイス経験を有する大手部品メーカー出身のアドバイザーを選定し派遣した。在留資格取得、労務管理、採用マニュアル、海外出張規程の作成を行っただけではなく、宗教文化をお互いに理解した上での接し方や報告・連絡・相談の周知徹底のためのディスカッションを行うなど、人事マネジメントにも焦点をあて、実務で役に立つ管理体制の構築を行った。特に、日本人と外国人のビジネススタイル(仕事を行う上での考え方)は異なるため、海外人材に対して、日本のビジネススタイルをいかに理解してもらうか、対象国のビジネススタイルを分析し、いかに当社のものにするかといった、実践的な対策も検討した。(支援成果) 今回の支援を通じ、海外展開を行う上での海外人材管理のための制度づくりができただけでなく、外国人スタッフを戦力として活かせる受入れ側としての社内風土づくりにも貢献した。今後、安心して海外からの人材を受け入れられる基盤ができた。 海外展開を未開拓国で行うために、中小機構の「海外展開のためのF/S支援事業」に申請、採択され、平成24年度にロシア、トルコで現地調査を行った。除雪機のマーケット動向を入手することができたが、コスト力強化が課題であることがわかった。コスト力強化対策の一例として、販売国でのノックダウン生産を行う戦略を検討している。他方、現地サービス体制の整備も必要となるため、機能別ブロック生産ができる設計の標準化が不可欠となることから、今後とも引き続き支援したい。今後の課題今後の課題経営者のことば(代表取締役 藤井 大介社長) 世界市場に挑戦している弊社では、国内市場が縮小する中、海外販路を更に拡大をすることが必要であり、今後、新興国にも販路を拡大していく計画である。しかし、社内海外事業基盤は弱く管理体制は十分でない。環境に関する法規制、各種の契約事項、人材育成等海外事業の社内体制の強化が不可欠である。外国人スタッフも採用し海外進出の核にしていく考えである。このような弊社の経営戦略に関し支援をいただき、海外事業社内体制を強化することができた。今後は、着実に実行し定着化させ、盤石な海外事業基盤を確立する。株式会社フジイコーポレーション除雪機高所作業機乗用草刈機

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