経営課題解決 成功事例集─ハンズオン支援ベストプラクティス事例集─
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 当社の主力商品は、除雪機、草刈り機、高所作業機等である。特に除雪機は、国内はもとより、フィンランドやスイス、南極でも使用されており、事業拡大の主力商品となっている。近年、国内需要の成長が見込めなくなったため、海外取引を拡大する戦略を実践したいと考えてきた。当社の現状を踏まえ、自ら解決が困難な「海外環境規制対策」「海外取引対策」「海外人材管理構築」について、海外取引の実務経験豊富な人材を3回に分けて派遣、課題整理、対策検討、体制構築、マニュアルの作成などを支援することにより、国際化に係る経営基盤の強化を図った。 当社は、慶応元年(1865年)農機具の生産販売から創業し、人力稲扱機から、動力、全自動脱穀機、除雪機と時代のニーズに応じて商品を提供、成長し続けてきた。昭和25年に法人化し、農業機械、除雪機の設計・製造・販売等を展開している。 主力商品は、サンタクロース公認除雪機(平成19年公認)で、除雪機の国内シェアは第3位である。除雪機は、ヨーロッパへも輸出しており、輸出のシェアは国内第2位である。防衛庁・国交省等に納品実績があるほか、南極の基地や北極圏にあるフィンランド・サンタクロース村等でも使用されている。また、当社が開発した電動シュート(投雪方向を決める機構)、後進時安全装置、急発進防止のゼロ発進レバー等は、除雪機のデファクトスタンダードになっている。さらに、新型除雪機には、同一地点に常時投雪するロックオン機能、緊急停止装置の常時故障検知モニターなど、他社にない機能を装備しており、国内外の顧客から高い評価を得ている。企業概要企業概要経営基盤強化型海外取引の拡大に向け実務上の問題を一つ一つ解決し、国際化に係る経営基盤を強化当社の除雪機、農業用機械は、国内に浸透してきており、さらなる事業拡大を図るためには、海外展開(特に輸出)を積極的に推進していく必要がある。現在は、海外13カ国に輸出し、海外売上高構成比率15%であるが、5年後には、海外売上高構成比率40%を目指している。海外取引を拡大するための課題を克服し、国際化に向けた基盤の強化を図った。関東本部 チーフアドバイザー 髙波 信行企業名 株式会社フジイコーポレーション業 種  除雪機設計製造販売、農業機械設計製造販売、金属プレス金型、加工業所在地 新潟県燕市小池285番地資本金 12百万円設 立 昭和25年12月売上高 3,101百万円(平成25年6月期)従業員 130人株式会社フジイコーポレーション海外取引の拡大に向け実務上の問題を一つ一つ解決し、国際化に係る経営基盤を強化工場の様子本社

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