経営課題解決 成功事例集─ハンズオン支援ベストプラクティス事例集─
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 当社は、シリコンバレーで創業し、ベンチャービジネスを立ち上げた経営者が新たに設立したベンチャー企業である。平成17年の設立後、間もなくJSTやNEDO等、国の産学官連携での大型研究開発プロジェクトに採択され、国産の特化型高精度放射線治療装置の開発に取り組み、プロトタイプを完成、今後の事業展開に大きな期待が寄せられている。 当機構ではベンチャー企業の事業化を支援するモデル事業として、アーリーステージにある当社の戦略策定から実行着手に至るまで総合的な支援を展開中である。 当社は、がん治療のための高精度放射線治療装置、非破壊検査装置や研究開発等に用いられる産業用加速器等の開発、製造、販売を行っているベンチャー企業である。 代表者の田辺社長は、大学卒業後、米国の大学院にて博士課程修了、加速機器事業の世界最大手企業にて開発責任者として開発に従事した後、 シリコンバレーにて起業。その後、日米を中心として、電磁波、光、放射線、プラズマ等の総合技術を中心とした電機製品、関連ソフトウェアの開発販売、技術コンサルティングを手掛ける㈱エーイーティーを設立、順調に業績を伸ばしてきた。当社は㈱エーイーティーの子会社である。 当社設立後は、大学と連携し小型加速器を開発、NEDOの平成19年度「基礎研究から臨床研究への橋渡し促進技術開発」、平成21年度 「がんの超早期局在診断に対応した高精度X線治療システム」に採択される等、研究開発力は高く評価されている。 高齢社会の到来により、がんと診断され、放射線治療を受ける患者数は増加を続けている。特に画像診断技術の進展により、微小がんが発見されるようになり、従来の汎用型に加え、小さな腫瘍に対応した特化型の放射線治療装置の市場導入が進みつつある。 放射線治療装置の市場規模は、米国が50%、日本は8%と先進的な海外メーカーが寡占する状態で企業概要企業概要新事業展開型ステージに応じたタイムリーな支援により高精度放射線治療装置の事業化に向けた活動を推進当社は、NEDO等の研究開発プロジェクトに採択され、微小がんに対する高精度放射線治療装置の開発にあたっているベンチャー企業である。現在、当機構では、ビジネスモデルの検証、戦略立案、ビジネスプランの策定、アライアンス候補先の探索等、今後の事業化に向けた総合的な支援を展開している。本部 統括プロジェクトマネージャー 西澤 民夫企業名 株式会社アキュセラ業 種  放射線治療装置、産業用加速器等の開発製造販売所在地 神奈川県川崎市麻生区栗木2-8-22資本金 117百万円設 立 平成17年4月売上高 225百万円(平成25年10月期)従業員 15人株式会社アキュセラプロトタイプ1号機ステージに応じたタイムリーな支援により高精度放射線治療装置の事業化に向けた活動を推進本社

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