経営課題解決 成功事例集─ハンズオン支援ベストプラクティス事例集─
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イベートブランド商品の利益貢献度の再評価、リベート管理、新規取引先・商品開拓、仕入交渉の着眼ポイント等について、実行・評価・改善を繰り返した。 この結果、粗利益率は、化粧品で1.4ポイント、医薬品は全体的な値崩れの中、0.1ポイント増加となった。 ⑵店舗業務の生産性向上①作業実態を調査し、作業内容を150項目に分類、難易度、発生頻度、発生時間帯、作業の標準時間(店舗面積・売上規模別)を「作業体系表」に取りまとめ、いつ、何をすべきか、「見える化」した。②迅速に過不足なく曜日別出勤表が作成できるよう、個人スキル(初歩業務・基礎業務・技能業務)を明確化した。③日々の各人別「稼働計画」と「作業計画」を作成、10店における運用により、修正課題を明確化し、改善と定着に努めた。 従業員からは「時間に追われる」との反発もあった一方、「仕事の役割が明確になった」との声も多く、特に、店長は、従来作業に多くの時間を取られていたが、取組みにより「マネジメント時間が確保できるようになった」と評価している。 製造業では当たり前に定着していることが、流通・サービスでは不透明なまま放置され、非効率の温床となっていることが少なくない。 取組みは、業務の効率化・生産性向上→余力時間の創出→付加価値業務の増加(接客時間の増加等)を目指したものであり、全店で展開、効率化と手待ち時間の削減による化粧品部門の接客時間の向上、パートの退職者の不補充、新店舗業務の円滑な立ち上げ等に効果を発揮している。<支援の成果>(第Ⅰ期)在庫回転率の向上 在庫回転率は、全社全商品平均0.63、医薬品0.63、化粧品0.61回転好転した。 適正な在庫水準は仕入・販売予算の計画性、本部・店舗が一体となった実践力で決まるが、上記の成果は総合的な在庫管理レベルが着実に上がっている証である。 (第Ⅱ期)粗利益率の向上 粗利益率は、化粧品は1.4ポイント、医薬品は0.1ポイント向上した。 店舗業務は「稼働計画」と「作業計画」による定型化・標準化により、全体として余力時間が生まれ、特に化粧品部門では粗利率の向上に大きく寄与した。また、パート従業員の採用抑制や新店舗の円滑な立ち上げが早期の黒字化につながっている。 今後、店舗出店を加速化する計画であるが、早期黒字化のため立地特性によるモデルづくりが必要である。 また、売れ筋・死に筋管理の体制を全店で定着させること。 そのためには、①定置管理、 ②不良在庫処理の早期化、ルール化、③店舗作業の効率化等が必要である。今後の課題今後の課題経営者のことば 弊社は約30年前にドラッグストア「スーパードラッグひまわり」の展開を開始し、現在年商327億円、82店舗、従業員1,300名まで成長してきました。これもひとえに社員の努力があってこそと考えています。この度の中小機構さんの支援は、専門家と弊社のプロジェクトチームが一体となった活動を推進し、在庫の適正化、粗利益率のアップ店舗業務の効率化に期待通りの成果を上げることができました。これからも新しい商品やサービスの提供を通して地域社会に貢献できる企業を目指してまいります。代表取締役 梶原 秀樹社長ビューティーカウンセラーによる接客店内の様子株式会社ププレひまわり

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