経営課題解決 成功事例集─ハンズオン支援ベストプラクティス事例集─
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 在庫回転率の向上でB/Sを、粗利益率の向上でP/Lを改善させるなど定量的成果を上げた支援であった。 在庫回転率の向上は、営業店舗を含む企業の総合的なマネジメントレベル向上の成果であり、引き続き、適正水準を維持している。 粗利益率は商品販売業の根源的な利益創出力を表す指標である。ドラッグストア業界の粗利益率は、25%前後といわれているが、マーチャンダイジング活動のレベルアップにより、化粧品を中心に粗利益率は向上、業界水準を上回っている。こうしたことから経営体質は一段と強化され、今後計画している新規出店の加速化に耐えうる経営基盤は整った。 ドラッグストア業界の市場規模は5兆円強、薬局からスタートした企業が多く、多店舗化と共に化粧品、健康食品、日用雑貨等を取り込み、今も成長している小売業態である。家電量販店のような明確な勝者が現われない混沌とした業界であるが、将来は家電量販店、ホームセンター同様に寡占化が必至といわれている。こうした中、地方に拠点をおくドラッグストアは近隣需要に応える小商圏型が多く、出店形態や品揃えに独自性を出すことで存在感を発揮しようとしている。 当社は福山市に「ひまわり薬局」を開業し、事業をスタートさせた。平成5年頃より本格的なドミナント化を始め、福山市からスタートし、現在では広島市、岡山市、倉敷市等に拡大、店舗網は82店舗に及び、中国地域に本拠を置くドラッグストア上位3社の一角を占めるに至っている。この事業における成功要因の一つは、ターゲット地域への店舗集中出店であるが、広島県東部の店舗展開が一段落した現在は、広島市及び周辺、岡山県西部、姫路市で店舗展開を強化している。 当社の特色は、広島県東部を中心とする高密度の店舗網、商圏に対応した品揃えの充実、実行力による良好な財務内容等、今後の成長に備えた経営基盤が整っていることである。企業概要企業概要新事業展開型在庫改善を突破口に粗利益率が向上、地域ナンバーワンのドラッグストアを目指す在庫水準は企業の仕入~販売の問題点、管理レベルが明確に表れる。在庫の適正化に向けた全社的取組みにより、経営体質改善の進展という好成果をもたらした。粗利益率向上は売上増加のもと実現されたもので企業の総合力の成果である。支援を通して経営基盤は一層充実した。今後は、店舗展開をさらに加速させる。中国本部 統括プロジェクトマネージャー 増岡 洋企業名 株式会社ププレひまわり業 種  小売業(ドラッグストア)所在地  広島県福山市西新涯町2-10-11資本金 49百万円設 立 昭和59年11月売上高 32,780百万円(平成24年9月期)従業員  1,275人(正社員347人)株式会社ププレひまわり在庫改善を突破口に粗利益率が向上、地域ナンバーワンのドラッグストアを目指す本社店舗

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