経営課題解決 成功事例集─ハンズオン支援ベストプラクティス事例集─
102/172

主要製品の生産性向上と受注型製品の生産技術開発でシェア拡大と収益力の強化に挑戦―マーケットインを目的とした生産体制の革新―理の体制も構築した。 その結果、生産性が35%向上し、リードタイムは約1/3に短縮。欠品はほとんど発生しない状況に改善した。また、工数計算に基づく生産計画表の作成や個人別作業指示書により1か月の予定が明確になるなど受注生産に対応した工数・工程管理の体制が構築できた。 以上のような複合支援を終了し、支援前平成25年3月期の売上高は、69億円であったが、終了時である平成29年3月期は約80億円となった。経常利益は平成25年3月期1.3億円から平成29年3月期約2.1億円に増加した。売上増とともに当支援による原価低減効果が発揮された結果と考えられる。 生産面における今後の課題は、①自社で改善の取組みを進め工数・工程の精緻化や全商品への横展開を図ること②標準作業の教育・訓練を計画的に実施して能力向上を図ること③次世代の幹部社員を育成するために組織の変更に対応した管理体制の強化に取組むことである。また情報面では④支援成果を反映させ全体最適の視点に立った生産システムのさらなるバージョンアップが課題となる。リードタイムの短縮等による生産性の向上食品機械の生産技術開発とそれに対応した生産工程の確立経営課題解決のためのIT戦略企画経営課題解決に必要なIT調達と導入計画の立案新たな国内市場、海外市場への進出マーケットインを目的とした生産体制の革新専門家継続派遣事業(第一期)戦略的CIO育成支援事業(第一期)戦略的CIO育成支援事業(第二期)受注型製品の生産効率の向上と量産体制づくり主力製品の生産性向上と生産管理の仕組みづくり連携支援概要図(スコープの明確化)専門家継続派遣事業(第二期)支援概要図今後の課題経営者のことば 生産の改善に外部の専門家を活用して取組むのははじめてであった。素人集団に実績のあるプロフェッショナルが深く関わっていただき継続的に熱意のある支援を受けたおかげで製造現場の意識が大きく変わったことが有難かった。今後も日々「カイゼン」に取組みたいと思う。5S3定、新規自動化設備導入による製品品質の向上、さらなるリードタイムの短縮を追求し、より魅力ある製品を提供し続けていく。 今回の支援は、「香川で作る。世界で売る。」というキャッチフレーズのもと設立60周年から100周年に向け、新たに作成したロゴであるSAMSOLUTION(SAMSON+Solution:サムソリューション)にも活かされている。ビジョン達成に向け大きな節目になったと思う。今後も支援をお願いしたい。代表取締役社長吉岡 龍示 氏一次加工ラインマーシャリング台車部品組立ライン

元のページ  ../index.html#102

このブックを見る