経営課題解決 成功事例集─ハンズオン支援ベストプラクティス事例集─
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株式会社サムソン第1期<戦略的CIO育成支援事業①>(平成26年6月~平成26年12月(7ヶ月))「経営課題解決のためのIT戦略企画」 現状を分析し、将来ビジョン達成に向けた業務プロセスおよびITシステムの構築を通じて、当社の経営課題である市場開拓に向けた本社・工場の効率化に貢献することを目的とし第1期の戦略的CIO育成支援事業を実施した。 具体的には、業務改善プランを支援するITの仕組みを見直してIT戦略企画書を作成し、業務改革に必要とされるIT機能を明確化すると共に経営課題を解決するうえで必要な業務の改善プランの作成を行った。 その結果、以下の成果を創出した。①各業務における問題点をくまなく抽出し業務改善の方向性を明確にすることができた。②全社最適の観点から、あるべき業務フローが明確になった。③業務改善とあるべき業務フローの運用に必要なIT機能を明確化しIT戦略企画書にまとめた。④IT化によって業務改善が達成された際の効果を定量的に算出し、IT調達における費用対効果を測る指標が設定できた。この成果を踏まえ、引き続き戦略的CIO育成支援事業と専門家継続派遣事業をパラレルで実施することとした。第2期<戦略的CIO育成支援事業②>(平成27年6月~平成28年3月(10ヶ月))「経営課題解決に必要なIT調達と導入計画の立案」 第1期支援で作成されたIT戦略企画書に基づく提案依頼書を活用し、ITベンダーに対する提案依頼活動を実施。上記目標達成に最適な情報システムの選定を行い、選定された情報システムを調達する為のより具体的なIT調達・導入計画の立案を目指す支援を行った。専門家継続派遣事業の進捗状況をみながら調整を行い、専門家継続派遣事業の成果とシステム化要件を網羅したRFP・評価基準及びベンダー調整を含めたIT導入計画書を作成した。<専門家継続派遣事業①>(平成27年4月~平成28年3月(12ヶ月))「リードタイムの短縮等による生産性の向上」  東日本におけるシェアの拡大、海外市場への進出を想定し生産性を向上させるために、5S3定の推進、簡易ボイラ組立現場の改善(大カンバン貼付とルール表示、外注部品1台SET置場、マーシャリングの推進等)、製造現場のムダ取り改善(停滞・運搬のムダ取り、動作のムダ取り等)、在庫削減などの基本を踏まえた製造現場の改善を行った。 また、生産の現状調査、簡易ボイラ1個流し生産の実施、工数・工程管理の構築など生産管理の仕組みづくりも推進した。 その結果、簡易ボイラの製造リードタイムが1/3に短縮した。部材・仕掛・半製品在庫は金額ベースで改善前の32%、数量ベースで同33%、製品在庫は金額ベースで同50%、台数ベースで39%といずれも大幅な削減率を達成した。生産性(出来高/投入工数×100)は23.8%向上した。<専門家継続派遣事業②>(平成28年6月~平成29年5月(12ヶ月))「食品機械の生産技術開発とそれに対応した生産工程の確立」  第2期支援として、第1期支援の成果を基盤に、受注型の製造製品である食品機械の品質・コスト・納期の改善に取組んだ。取組みにあたっては、製品を絞り込んで支援を実施し横展開を図ることとした。5Sチェックリストによる改善およびチェック、赤札作戦の実施やムダ取りなどの基本に加え、溶接工程の部材供給方法の変更、設備改造、設計・作業方法の変更、組立工程の作業場レイアウト変更、サプライヤー納入形態の変更などの生産技術開発に取組んだ。生産計画に基づく調達品の納期フォロー、サプライヤーとの調達・納入方法の見直し、マーシャリング方法の検討などの欠品対策も行った。また、標準時間の整備、月間生産計画の作成と運用、生産管理板の検討と運用、見込生産の検討、大カンバン、子カンバンの検討など運用工数・工程管支援内容と支援成果ボイラ組立ライン

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