経営課題解決 成功事例集─ハンズオン支援ベストプラクティス事例集─
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世界初!インクジェット印刷とグラビア印刷のハイブリッド印刷技術の確立―ハイブリッド印刷機の完成と量産技術確立支援―新事業展開型世界初!インクジェット印刷とグラビア印刷のハイブリッド印刷技術の確立―ハイブリッド印刷機の完成と量産技術確立支援―当社は、食品パッケージ印刷業界のリーディングカンパニー。有機溶剤を極力使用しない「水性グラビア印刷技術」を業界で初めて実用化するなど、常に業界最先端の印刷技術を追求している。今回、インクジェット技術を食品包材印刷に応用するという世界初の技術確立に取り組み、ハイブリッド印刷機(FUJIMO)の完成および量産技術の確立に成功した。中部本部 統括プロジェクトマネージャー 榊原 郁夫富士特殊紙業株式会社【事例の要約】 本事例は、設備開発から開発した設備の量産技術の確立および新デザイン開発に至るまでを支援した事例である。 食品用パッケージ印刷を主業務とする当社にとって、有機溶剤を極力使わない「水性グラビア印刷」と「多品種少量の印刷技術」という二つの技術確立は、杉山社長が当社に入社した46年前からの悲願であった。「水性グラビア印刷の技術」は、20年の歳月をかけて自社で実用化したが、「多品種少量の印刷技術」は、開発計画を立てることすらできない状態であった。インクジェット印刷の発達で多品種少量生産実現の目処が見えてきたものの、社内にインクジェット印刷のノウハウが全く無かったからである。そのような時、中小機構・中部本部は、インクジェット印刷機の開発・設計経験が豊富なアドバイザーを当社に派遣し、技術・ノウハウ面での人材育成からハイブリッド印刷機(FUJIMO)の完成、さらに、量産技術の確立までの支援を行った。その結果、世界初のハイブリッド印刷技術が確立された。企業名 冨士特殊紙業株式会社業 種  グラビア印刷による食品用パッケージの製造販売本社所在地 愛知県瀬戸市暁町3-143資本金 2億8千万円設 立 昭和25年(1950年)売上高 145億円(平成27年9月期)従業員 約500人1) キャラメルの「ロウ紙」メーカーから、食品パッケージ大手へ 当社は、昭和25年(1950年)に「キャラメルなどを包装するロウ紙(パラフィン紙)」のメーカーとして静岡県富士市内で創業。昭和30年(1955年)頃から、スーパーマーケットの出現にみられるような流通革命が始まったため、当社も食品パッケージ市企業概要本社・工場現行の食品パッケージ

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